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2022年9月16日金曜日

真夜中の援護射撃依頼

 先日、留学して初めて息子が夜中に「母さん、援護射撃してくれない?」というメッセージを送ってきました。これはよっぽどの緊急事態だ!と思い、はっと起き上がり、急いでパソコンに向かいます。

 

さかのぼること夏休み前。この夏で長年勤めたスクール・カウンセラーの先生が2人も引退されることになり、まだ後任が決まっていませんでした。な~んか嫌な予感はしたんです。

「スクール・カウンセラーの先生もおやめになるから、9月に学校が始まってからは、学校グダグダだよ。思うように授業変更ができないかもよ。新学期の教科をどうするか早めに考えよう。」と息子に声をかけるも、学期末テスト、帰国の準備もろもろで忙しかったようで、棚上げしたまま日本に帰ってきてしまったのです。そして、中途半端に「大工の授業」「溶接の授業」を予約してしまっていたのです。

どうも、同じ学校の日本人留学生から、楽勝でAがもらえる、という情報を得たらしく、息子なりに、大学進学に向けてAを稼ぐ方法を考えたらしいのです。

しかし、息子!大学が「あら、この生徒は大工や溶接が上手ね。だってAもってるじゃん?優秀だから合格!」って言ってくれるとでも?大学で建築を学びたいならともかく、大学が見るのは、アカデミック教科(いわゆる国語算数理科社会的な座学)じゃない?と思うわけです、私としては。

 

そんな事情で、日本からカナダの学校に受講する教科を変えたいという事情をメールするも、すでに夏休みで、学校のシステムが動いていませんでした。あちゃ~。

 

そして、9月。学校が始まりました。

9月の第二週目までは、受講する授業を変更できるので、その対応、入学して間もなく、システムがわからない生徒の対応で、本来スクールカウンセラーはこの時期が一番忙しいのです。そんな中、いやな予感通り、学校が始まってスクール・カウンセラーは本来4名いらっしゃるところが2名しかいらっしゃらないまま、、、。カオスです。

 

息子はいつもより朝早く学校に行き、スクール・カウンセラーに何とか会っていただき、希望する教科が取れました!やった~!

「では失礼します。」と部屋を出て、歩きながら改めて書類を見たら、ミスを発見!(これは学校側のミスでした。)

 

ダッシュで戻るも、スクール・カウンセラーの先生の部屋の前は受講する授業の変更を希望する生徒の長蛇の列。とりあえず、並んでいたら、他の先生から「取る授業が決まってない人だけが並んで。それ以外はならんじゃダメ。」との指示で、息子含む、多くの生徒が、解散!となってしまいました。

 

リッチモンドは教育熱心な中国人ご家庭が多く、AP(大学の授業の先取り単位。日本だけでなく、海外の大学受験においても、取っておくとかなり有利と言われている。)やその準備的な授業なんて、すぐに定員に達してしまうのです。これはまずい、すぐに自分の枠を確保せねば、と思ったようです。

今まで困ったときには副校長先生にメールでご相談し、なんとかなってきたことを思い出しました。よし、副校長先生に直接ご相談してみよう!と知恵をしぼって考えました。(いいぞ、息子!)

しかし、ご相談に行こうにも、「そもそも副校長先生って校舎内のどこにいらっしゃるものなの?」、ということで、夜中に「母さ~ん、援護射撃して~!」ということだったのです。

 

つくづく成長したと思います。変に自力でなんとかしようとして、ぐちゃぐちゃにこじれてどうしようもなくなる前に私に連絡をしてきたのです。助けが必要なときに、助けを求めることができる、というのは生きていく中で大事な能力だと思います。大きな成長です。

 

速攻、副校長先生にメールで事情を説明し、同時進行で保護者会の会長でもあり、頼りになるママ友でもあるCに「息子が至急副校長先生に会いたがってるんだけど、先生はどこにいらっしゃるの?」とWeChatでメッセージを送ります。

秒で、「学校の職員室にいらっしゃるよ。」とのこと。

結果、息子は副校長先生にお会いでき、無事ミスを訂正していただくことができました。そのすぐ後に、私あてには、副校長先生からも、わざわざ「息子さんの件は大丈夫よ。」とメールをいただき、保護者会会長のママ友Cからも「私も心配だったから、息子ちゃんに先生と会えたのを確認したよ。無事会えたって。」と動いてくれていました。ありがたいっ!

 

去年は、息子自身はよわっちくって、燃え上がる戦火を水鉄砲で「ピシャー、ピシャー」って戦ってる感じでした。(弱っ!)

その後ろでバズーカ砲で援護射撃していた私。この援護射撃はいつまでやらないといけないのだろうかと先が見えない戦いにさすがに辟易です。

 

ああ、家族三人でがんばって良かった!(夫は基本、私の愚痴聞き担当ですが。)

もう息子が持っているのは水鉄砲でもないし、私もバズーカ砲連発なんてしなくていいのです。

そして、なんといっても、今の私たち家族には、リッチモンドに助けてくれる人がたくさんいるのです!

 

もう、リッチモンドの皆さんのご協力がありがたすぎて、誰に感謝したらいいですか~!

これが我がリッチモンド、愛のあふれる学区!最高っ!

 

余談:学校が始まって約2週間がたちました。未だ新しいスクール・カウンセラー2人、10年生(高校1年生)の新しい数学の先生が決まらなくて、保護者たちが不安がってます。

、、、、日本では考えられないのんびりさ。それも我がリッチモンド。

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