ラベル

ラベル カナダの学校と日本の24万人の不登校生 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル カナダの学校と日本の24万人の不登校生 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年6月15日木曜日

カナダの学校と日本の24万人の不登校生⑥(カナダを知って日本の教育は正常運転ではないと知る)

ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

⑤からの続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/06/24_13.html 

区立の教育機関をつかさどるのが区の教育委員会なわけですが、息子の通った小学校の様子と、現在の24万人もの不登校生がいる現状を鑑(かんが)みると、きっと全国でも同じような光景があり、日本の教育は大きな問題を抱えていると思います。

 

私は現在の日本の不登校の問題は、学校に行けないこと自体が問題ではなく、「多くの学生が学校に行けないという時代の流れがある。」という事実があり、同時に    「『文科省が学習指導要綱(学習内容)を決め、子供たちは文科省の管轄下である教育委員会の、そのまた管轄下にある小学校、中学校というものに毎日行って、文科省が決めた学習内容を(古かろうが、時代遅れだろうが)ちゃんと学ばなければならない。』という古く、強い価値観」との間に乖離(かいり)があり、これが不登校生本人とその家族を苦しめているということが一番の問題だと思います。

 

私自身、外国人の友人たちが日本の教育機関を不思議がる様子を見てきて、かつ自分でも常に違和感のようなものを感じていました。そして、息子のカナダの学校生活を見て、いよいよ日本の現状が尋常ではなく、今は緊急事態なのだと感じています。

 

カナダの息子の学校には柔軟性があり、また問題が起こるとすぐにPACの会長Cが校長先生に直接相談をし、校長先生自らが、自分たちの学校の問題として柔軟かつ迅速に対策を講じてくださるのです。その危機管理能力とスピード感は日本の学校の校長先生とは全く違います

 

きっとこのブログを読んだ若者とその保護者の方々には、日本の教育機関の様子を見て「世の中の教育機関というものはこういうものなんだろう。」と思っている方も大勢いると思います。そんなことはありません!

 

世の中には、もっと広い視野を持ち、時代にあった学校運営を目指す世界が存在します。

 

息子の学校以外のことはわからないけれども、少なくともリッチモンドにある、息子の学校はまっとうな感性を持ち、本気で子供たちが将来成功することを願い、いろんな工夫をしています。だって本気で正しいことを正しく行いたいという気持ちを貫く保護者会と先生方がたくさんいるのですから。

 

ということで、学校に行けなくてつらい学生さんに聞いてほしいのです。

 

「今通っている日本の学校がたまたま合わないからといって、必要以上に嘆くことはない!そんなことであなたというすばらしい人間としての価値は変わらない!」


こちらも参考にどうぞ。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/02/w.html

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/01/blog-post_17.html


いろいろランキングに参加してます。⇓ クリックしていただけると励みになります。

我参加了各种排名。 ⇓ 如果你点击链接,我们将受到鼓励。


にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(アメリカ・カナダ)へ
にほんブログ村

カナダランキング


 





2023年6月13日火曜日

カナダの学校と日本の24万人の不登校生⑤(教育委員会の管轄下の組織としての学校)

ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

④の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/06/24bc.html

 

 息子が幼稚園児の頃から、近所の小学校のお母さんたちがなんとも言えないストレスを抱えているように感じる出来事がありました。そのころは、「うちの近所はストレスを感じやすい真面目なお母さんが多いのかしら?」くらいにのんきに思っていたのですが、のちに息子が区立の小学校に入学して、そんな甘いものではないのだとわかりました。

教育委員会という組織そのものの仕組み自体が古く、どうにもならない長年の膿が蓄積してしまっていて、学校の中のちょっとしたことを良くしようと思っても、その管轄下にある学校の先生方や意識の高い保護者が個人の努力で改善ができるレベルのものではないのです。いろんな先生がいらっしゃいますが、その中には、こんな大変な職場で、それでも子供のことを想い、がんばってくれている先生がいらっしゃいます。しかし、正義感が強く、がんばる先生ほど日々疲弊していくのだと思いました。

そして、そんな中でも息子の学校に関して言うと、町内会、区議の方々、多くの保護者が積極的に学校運営に協力してくださっていて、我が家のある地区はかなり恵まれているのだということもわかりました。恵まれている状況と言いながら、やたら理不尽な学校の運営の在り方や保護者のストレスって、、、、。じゃあ、我が家ほど恵まれていない、日本全国の小学校ってどうなってるんだろう?と考えるだけで恐ろしいと思いました。

⑥に続きます。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/06/24_15.html


こちらも参考にどうぞ。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/02/w.html

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/01/blog-post_17.html

いろいろランキングに参加してます。⇓ クリックしていただけると励みになります。

我参加了各种排名。 ⇓ 如果你点击链接,我们将受到鼓励。

にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(アメリカ・カナダ)へ
にほんブログ村

カナダランキング


 





2023年6月12日月曜日

カナダの学校と日本の24万人の不登校生④(BC州としての不登校生支援)

ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

③の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/06/24_7.html


 毎日学校に行くことが難しい諸事情がある生徒への対応にしても、カナダと日本では違います。BC州ではシステムとして、オンラインで授業が受けられるようになっていて、そういった生徒は週に1度だけ通学し、あとはオンラインで授業が受けられます。

学校が合わない理由というのは様々だと思います。いじめや健康問題もありますが、個性的な才能があったり、頭が良すぎて授業のレベルが合わなくて苦痛に感じ、自分自身もその頭の良さに気づかず、自分が勉強が苦手だと思い込んで学校にいけない生徒もいます(いるんです!)。その保護者さえも子供の才能に気づいていないこともあります(あるんです!)。私は、そういった生徒がまるで怠け者かのように「不登校生」として問題児扱いされること自体がナンセンスで時代遅れなような気がします。だってそんな逸材は学校に行ってる場合じゃなくて、自分の才能を活かす道を探すことがよっぽど大事だと思います。むしろ、そんな若者の才能を伸ばせず、毎日通学することを義務化して、それができない学生を「問題児」扱いする教育機関って何のため?と思います。

実際にイギリス人の友人の家族の方にそういう優れすぎて学校が合わないお子さんがいました。では、そのお母さんはどうしたかというと、お母さん自身が専門性のあるお仕事をしていながらも、そんなすごいキャリアを一時中断し、毎日二人の子供を図書館に連れて行っていたそうです。「私の会社での仕事は代わりの人ができるけれども子供たちを正しく育てることは私にしかできないこと。学校の教育では、この子たちの才能を十分に育てることは不可能だから。」ということでした。

 

日本では、なかなか学校にいけない不登校生としては、がんばってみて「やっと学校に行けた!」という日があっても、次の日も、その次の日も学校に行かないといけないわけで、大変だと思います。対照的に、BC州では、もともとが「週に1度通学すればいいから。」となるとかなりハードル低めの設定で、通学しやすさが違うと思います。

 

日本は、文化として教育はとても大事なものという認識があるのはとても良いことなのですが、その発想のゆがんだ延長線上に「教育を行う先生=学校のためになんでもかんでも引き受ける、命をささげる人」とでも言わんかのように先生方の個人の貢献を強いられていませんか?そして、先生方はその謎の貢献の果てにくたくたに疲弊し、今や先生という職業はブラック職業の一つとしての不名誉な地位を得てしまっています。

 

日本でも諸事情のある生徒に対しても、そういった生徒への日々の対応を学校や担任の先生に丸投げするのではなく、カナダのように公的なシステムとして対策が取られていれば、生徒やそのご家庭だけでなく、学校、先生の負担も減るし、何よりも本来伸ばせる若者の才能をもっと伸ばすことができると思います。

皆さん、どう思います?

⑤に続きます。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/06/24_13.html


こちらも参考にどうぞ。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/02/w.html

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/01/blog-post_17.html

いろいろランキングに参加してます。⇓ クリックしていただけると励みになります。

我参加了各种排名。 ⇓ 如果你点击链接,我们将受到鼓励。

にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(アメリカ・カナダ)へ
にほんブログ村

カナダランキング


 





2023年6月7日水曜日

カナダの学校と日本の24万人の不登校生③(日本とカナダの先生の、個人としての生活の在り方)

ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

②の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/06/24_6.html 

対照的に、日本では学校の先生は3040名のクラスを担任教師として担当し、生活指導をし、それとは別に担当する科目の授業の後に山のような宿題のチェックやテストの採点をしょっちゅう行い、それとは別に部活の担当をして、土日も生徒の練習に付き合い、モンスターペアレンツや問題の起こった場合の対応に追われます。そりゃ、いくつ体があっても足りませ~ん、って感じですよね。現場をつかさどる、肝心かなめの先生方が日々疲弊しているわけですから、現場からより良い学校作りを積極的に提案をする余力なんて体中をしぼっても出てこないと思います。先生方は、現場ではいろいろなことを感じていらっしゃるのでしょうが、時代に追いつくような改革をしましょう、なんて提案をする話にはならない、なれないんだと思います。

 

先日、月に一度のPAC(保護者会)ミーティングがありました。いつもは校長先生がいらっしゃるのですが、当日は欠席され、副校長先生が代理でいらっしゃいました。なぜ校長先生がいらっしゃらなかったかというと、先生ご自身のお子さんのホッケーの試合があり、PACには出席できない、ということでした。では、副校長先生は、というと、実は個人的なご事情で、1か月近くお休みをとっていらっしゃり、一時的に代理の副校長先生が学校にいらっしゃいました。校長先生だって、副校長先生だって、ご自身の生活や事情があるわけです。カナダでは、仕事よりも、まずは個人として安全で豊かに生きることが個人の権利として守られているのだと思います。このお二人の在り方を見て、私はますますカナダという国が好きになりました。

④に続きます。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/06/24bc.html


こちらも参考にどうぞ。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/02/w.html

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/01/blog-post_17.html


いろいろランキングに参加してます。⇓ クリックしていただけると励みになります。

我参加了各种排名。 ⇓ 如果你点击链接,我们将受到鼓励。


にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(アメリカ・カナダ)へ
にほんブログ村

カナダランキング

 

2023年6月6日火曜日

カナダの学校と日本の24万人の不登校生②(保護者と部活)

①の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/06/24.html

 

以前、お手洗いで電子タバコを吸っている生徒がいて問題になりましたが、そういった問題に対してもPAC(保護者会)が自分たちの学校の問題として、一丸となって対応するので、授業担当の先生たちも対応はするものの、日本の学校の先生みたいに問題解決に振り回されることもないようです。

 

そのときの話はこちらです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/04/blog-post_25.html

 

また、リッチモンドの保護者は総じて学校の方針に柔軟に従う姿勢を持っていて、いわゆるモンスターペアレンツもいなさそうです。ひょっとしたらそういったモンスター的な要素をもった保護者はいるかもしれませんが、先生方が自分たちの方針に自信をもっていらっしゃるので、仮に保護者から何かを言われても毅然とした態度でぴしゃりと言うのでしょうから、モンスターになりようがなさそうです。

 

部活に関しても、生徒が主体となってランチタイムなどを利用して週に1度くらいの頻度で行います。また、日本と根本的なシステムが違い、新たにクラブ活動を始めたいときには、生徒が先生に「先生、パトロン(クラブ担当)になっていただけませんか?」と直接お願いし、先生が受けるも受けないも自由なわけで、初めから終わりまで生徒が主体の部活のようです。ごくまれに遠征して活動することもあるようですが、そんなときは保護者がフル活動で、活動資金集めを行ったり、先生を全力でサポートしているようです。

③に続きます。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/06/24_7.html


こちらも参考にどうぞ。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/02/w.html

いろいろランキングに参加してます。⇓ クリックしていただけると励みになります。

我参加了各种排名。 ⇓ 如果你点击链接,我们将受到鼓励。

にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(アメリカ・カナダ)へ
にほんブログ村

カナダランキング

 

2023年6月5日月曜日

カナダの学校と日本の24万人の不登校生①(クラスの人数)

 以前もブログで触れましたが、日本では現在24万人以上の不登校生がいて、計算すると20人に一人は不登校生ということになります。これは緊急事態だと思います。

息子がカナダの高校に留学し始め、日本の学校運営にいろいろ問題があると感じるようになりました。今日は、そんな話をさせていただきたいと思います。

 

まずは日本の先生の大変さは尋常ではありません。

日本の事情をそれなりに知っている欧米人がよく話題にするのは日本の学校のいろいろ謎なところです。先生が授業をして、部活を担当して、生徒の生活指導をして、、、、ってどれだけ大変なの?って話なのです。

 

それに比べてカナダは、まず息子が受けている授業のクラスの人数は多くて20人くらいで、日本の3040人のクラスよりもずっとコンパクトで、授業をやりやすいと思います。

 

英語講師である私から言わせると、日本みたいに1クラス40人もいると、誰が誰だか把握するだけで大変で、それをまとめて授業していくなんて、ペア・ワークの割り振りだけでも時間がとられるし、講師自身に確固たるポリシーとスキルがないと難しいです。そして、一人でも授業を乱す生徒がいると、その対応に追われて、もうぐだぐだです。

 

息子の学校では、どの授業の先生も息子の状態を把握してくださっていて、息子も常に先生とコミュニケーションが取れている様子です。

それはもちろん、遥か遠い日本から一人で来た日本人留学生だから気にかけてあげないと、ということもあるけれども、クラスの人数も20名程度と日本に比べて少なく、生徒一人、一人を気にかけることができる人数だから、というのもあると思います。そして、息子の学校はまじめなで優秀な生徒が多いので、本来の授業のコンテンツ以外に先生方が疲弊する要素がない、というのも大きいと思います。

②へ続きます。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/06/24_6.html


こちらも参考にどうぞ。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/02/w.html

いろいろランキングに参加してます。⇓ クリックしていただけると励みになります。

我参加了各种排名。 ⇓ 如果你点击链接,我们将受到鼓励。

にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(アメリカ・カナダ)へ
にほんブログ村

カナダランキング