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2023年7月21日金曜日

カナダのスクール・カウンセラーという存在⑦(T先生ありがとうございます!)

ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

⑥の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/07/c.html

そして、ぜひ特記したいことがあります。

息子は留学して初めての学期初めにカウンセラーのT先生にどの授業を取るのか相談し、いったんすべて決まりました。しかし、受講を希望したアニメーションの授業が想像していたものと違い、またやっぱりもっとしっかりと座学を勉強をしたいと思ったようで、物理の授業に変更する申請をしました。その次の週、その申請が通ったかどうかわからなかったので、息子はアニメーションの授業の教室で座っていたわけですが、そこへT先生が来て「あなたの希望は通ったから物理の授業に行きましょう。」といって息子を物理の教室まで案内してくれました。息子も私もそのときはよくわかってなかったのですが、これってすごいことなのです。

 

息子の学校では、息子はめったにいない日本からの長期留学生ということで何かと先生方が息子のことを気にかけてくださったわけですが、T先生も同じように息子のことを気にかけてくださり、学生250人以上担当していらっしゃるというのに、学期初めの繁忙期にわざわざ息子のいたアニメーションの教室まで来てくださったのです。(T先生、その節はありがとうございました。)

 

こんな風に、そもそもムリゲーなカナダのシステムの中、息子の学校は、校長先生、カウンセラーの先生、会長C、保護者達がそれぞれに努力を惜しまず、協力をしあうことで最後はなんとかなっているのです。

 

息子の学校は本当に良い学校だと思います。


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2023年7月19日水曜日

カナダのスクール・カウンセラーという存在⑥(会長Cと校長先生)

ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

⑤の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/07/blog-post_19.html

まず、保護者会会長Cが「皆!ほかの人の不安をあおるような書き込みはダメだよ。学校にメールをする人は私をCCに入れてください。私からも校長先生にご相談のメールするから。困ってる人は私に個人的にメッセージをください。」といって個々の聞き取りを始めました。そして次の日に「聞き取りをしたところ、確かに学校側の対応に不備があります。夏休みまで時間も限られているので8年生は〇時に教務室へ行ってください。9年生は〇時に教務室へ、、、。」と、どんどん交通整理を始めたのです。そして会長C自身も朝から学校に出向き、皆の様子を見守ったようでした。会長Cすごすぎる!

 

そして、3日間にわたって保護者や生徒達は教務室に長蛇の列をなし、一人ずつ校長先生の個室に呼ばれ、どの授業を取るのか希望を出し、校長先生自らが授業の調整をしてくださいました。くどいようですが、息子の学校には1000人を超える学生がいます。そして保護者は皆が英語が堪能というわけではありません。校長先生が保護者や学生一人ずつに丁寧に対応してくださるなんて、さすが我が校長先生なのです!また、その相談に乗ってもらった学生と校長先生が二人でにっこり!なんて写真もグループ・チャットにアップされました。「写真なんて取ってないで、一刻も早くこの長蛇の列をさばかなければ!」なんて思うのは私のような凡人であって、校長先生はさすが我が校長先生なのです。この緊迫した場面であえて、こうやってほのぼのした写真を撮る姿を見て、皆が安心したと思うのです。こういうところが校長先生の「さすが!校長先生!」なところであり、校長先生の、凡人ならぬ大局的なものごとの捉え方を感じさせる出来事でした。

こちらはそんな校長先生に関するお話です。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/05/blog-post.html

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/01/blog-post.html

 

始めは感情的にパニックになっていたチャイニーズたちも会長Cが一人一人の保護者の話を聞き本気で解決を図ろうとしていることを知り、校長先生が丁寧に対応してくださっていることもわかり、いっきにヒートダウンしました。また、感情的に「とにかく保護者の私たちが学校に行って子供の授業の枠を確保しなくちゃ!」と焦っていた保護者に対してもほかの保護者から「学校内に不慣れな保護者が行動するよりも、ここは子供たちが自分のライフ・レッスン(人生の修行?)として自分たちで解決したほうがいいんじゃない?」という意見も出ました。

子育て、教育に関してはチャイニーズは日本人と感覚が似ていて、子供が一人で生きていけるようになるまでは親がしっかりと子供を守らなければならない、という意識を持つ傾向があります。しかし、リッチモンドの富裕層チャイニーズも決して一枚岩ではなく、世界中のチャイニーズが、いろいろなタイミングでリッチモンドに移住してきているわけですから、様々な考え方があるわけです。

また、リッチモンドのチャイニーズは、リッチモンドという安住の地にたどり着くまでには、私たち日本人が想像を絶するような試練を乗り越えてきている人も多く、「人生は楽ではなく、たくましさがなければ生き残れない。」という強い意識も持っているようです。

グループ・チャットの中では皆のそんな様々な想いのもと、活発な意見が交わされました。当たり前ですが、皆子供のエデュケーション、成長を真剣に考えていて、今回の件もどう取り組むのが子供たちにとってベストなのか限られた時間の中で皆の中で試行錯誤があったようでした。

 

私はまたしても、日本にいる日本人でありながら、こんな風にチャイニーズの皆が子供を想い、ベストを模索し、それを会長Cが全力でサポートし、校長先生もとことんつきあってくださった姿を見ることができ、とても感動しました。

 

これが息子の学校の工夫であり、魅力であり、うちの学校が持っているパワーだと思います。

ということで、本来個人の問題ではなく、カナダの包括的な問題であるカウンセラー不足の問題でさえも、息子の学校は、皆の努力と工夫によって、無事学生たちの来年度の授業スケジュール問題は解決しました。

やっぱり息子の学校最高~!


⑦に続きます。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/07/t.html


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カナダのスクール・カウンセラーという存在⑤(チャイニーズ、暴動を起こす?)

ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

④の続きです。 

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/07/blog-post_18.html

そんな教育まわりが危機的な状況の中、先日息子の学校で事件が起きました。大事件です!

 

人材不足、システムの不具合により、「あと4日で夏休みに突入!」という段階で、多くの学生が来年度の授業の希望が通らず、オンライン上でよくわからない状態のままになっているということが判明しました。朝起きたら、いつもの保護者たちのWeChatのグループにものすごい数の投稿があって、皆困っているようでした。いや、困るでしょ!そんな状態!

 

グループチャットに関してはこちらをどうぞ。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2022/10/blog-post_30.html

 

それじゃなくとも、リッチモンドの富裕層チャイニーズにとっては、どういった授業を取って、どういった大学を目指すのかというのはとても大事なことなのです。「オンラインの不具合で希望する授業が取れませんでした。」なんてことは、彼らの感覚ではあってはならないことなのです。

 

いったいどうなる息子の学校??となるわけですが、ここからが息子の学校のすごいところでした。

⑥へ続きます。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/07/c.html

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2023年7月18日火曜日

カナダのスクール・カウンセラーという存在④(息子の強運)

ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

③の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/07/blog-post_16.html

 息子は本当に幸運としかいいようがありません。通常であれば、ちょっとした勘違いでホストファミリーとトラブルが起こればひたすら我慢を強いられても良いところなのですが、息子のホストマザーは女神のような温かい人だったので助かりました。そして、通常、学校のELLの基準と学校のシステムの間を行ったり来たりして解決しないまま結局留学終了!となる寸前のところをリッチモンドの神対応でピンチを逃れました。このように、たまたま息子はリッチモンドにいるから助かっているわけですが、カナダ留学生やカナダ留学生保護者からはうまくいかず大変な目に遭ったという話もよく聞きます。

 

このように、本来できるわけがない大量な仕事量を4名のカウンセラーの先生でこなすという無理な設定がありながら、息子の学校では、去年からベテランのカウンセラーの先生が二人も日本でいう定年退職のような形でお辞めになり、てんやわんやでした。結局どうなったかというと、「T先生!ありがとうございました!長年お疲れ様でした!」と保護者達から花束まで渡されてお別れしたT先生が、息子の学校の現状を見かねてパート・タイムで復帰するという事態になってしまいました(笑)。先生自身の学校に対する義理堅さを感じます。T先生ありがとうございます!

 

ではT先生の想定外の復帰ですべて解決したかというと、そういう簡単な話でもありませんでした。息子はT先生が担当してくださったわけですが、その先生がそのままずっといてくださるのか、それとも新しいカウンセラーの先生が決まったら本当に引退されるのかもわからず、どこまで長期的な相談をしていいものかわかりませんでした。

 

しかしここでも息子は強運でした!

これも息子の学校だけなのかどうかはわかりませんが、息子の学校では副校長先生が留学生担当でもいらっしゃいます。これも留学をスタートしてずいぶん時間が経ってからわかったことでした。いろんなトラブルが起こる中、どこかのタイミングでリッチモンドが私とのメールのやりとりにCCとして副校長先生を入れてくださるようになり、そこから少しずつ副校長先生も息子の諸問題に関与してくださるようになりました。それまで私たちは副校長先生が留学生担当でいらっしゃることを知らなかったことと、先生が留学生ご担当だとわかった後もどこまで副校長先生にご相談して良いのかわからず、250名もの学生を担当するスクール・カウンセラーの先生と教育委員会に相談するしかないと思っていたわけですが、学校内のことを副校長先生に直接ご相談できるようになってからは一挙に問題の核の部分が整理され、問題解決までの時間が短くなりました。リッチモンド教育委員会は学校の中にあるわけではなく、学校で起きた問題に関しては教育委員会が一度受付け、それを学校に相談し、その回答をもってアドバイスをしてくださるので最短距離での解決ではないのです。それに対して、副校長先生はいつも学校の教務室にいらっしゃるので、息子が問題が発生したら、その足で直接会ってご相談でき、先生も親身になって相談にのって下さり、ありとあらゆる方法で迅速に対応してくださいます。学校内の問題に関しては、副校長先生にご相談できるようになってからは、びっくりするほどすぐになんでも解決するようになりました。ありがたいっ!

そのときのお話がこちらです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2022/09/blog-post_16.html

 

少しカウンセリングのシステムについて説明させていただきます。息子の学校のカウンセリングは自分で相談する先生を決められるわけではなく、学校から生徒の名前をアルファベット順に区切り、どこからどこがどのカウンセラーの先生がご担当という割り振りを決めるようです。その取り決めで、息子はT先生がご担当ということでした。

 

さて、T先生とは別にもう一人定年退職をされた先生がいらっしゃったわけですが、この先生の後任の先生が担当となった生徒たちに関しては何かと保護者達を不安にさせたようでした。というのが、その引退された先生の代わりとして新しいカウンセラーの先生がいらっしゃったのですが、途中でなぜかいなくなってしまい(!)、また新しい先生がいらしたかと思うと、非常勤で週に2回のみお仕事、さらにそのうち1回は自宅でメールのみで対応ということでうまく機能していなかったようで、多くの保護者から不安の声が上がっていました。もしも息子がこの先生のご担当枠であったら、いろいろ上手くいってなかった可能性もあり、たまたまT先生のご担当枠であったがゆえに、このごたごたに巻き込まれず、不幸中の幸いでした。

 

カナダはとにかく教育、医療まわりが国全体で人材不足で、この二つの業界に携わる人材は就労ビザもゆるゆるで、カナダからの「とにかく人がいないから来て~!」というせっぱつまった状況を現わしています。ものすごく余談になってしまいますが、日本のブラックな労働環境に耐え忍んでいる先生方も、残業なし!モンスターペアレンツなし!部活で体力消耗することもなし!で上品で素敵なチャイニーズに囲まれたリッチモンドに移住しちゃえばいいのに、なんて思います。笑。余談でした。

⑤に続きます。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/07/blog-post_19.html

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2023年7月16日日曜日

カナダのスクール・カウンセラーという存在③(息子の学校の取り組み)

ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

②の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/07/blog-post_14.html

息子の学校に関して言うと、学校側ももちろん留学生に学校生活になじんでほしいと思っているわけで、カウンセラーの先生だけでなく在学生も協力できる体制を作っています。

他の学校にある制度かどうかはわかりませんが、息子の学校ではメンター制度というものがあります。立候補した学生がメンターというものになり、学期の初めから担当する新入生に校内を案内したり、ロッカーの使い方など細かいことをサポートしてくれます。息子が留学をスタートしたときも息子担当のメンターがいて、せっかくがんばっていろいろ説明してくれたようなのですが、なにせ日本人に慣れていないカナダ人の学生の英語での説明だったので、留学したてで英語力が弱かった息子は、その説明もよくわからなかったようです。そういった自分の苦い(?)体験から、新たに留学してくる日本人が困らないようにと、息子は初年度から毎学期、日本人留学生のメンターを務めました。このように、できる人ができることをやろうとしているのですが、やはり限界があるのだと思います。

 

かくいう我が家は、留学をスタートしてすぐにホストファミリーとちょっとした行き違いがありました。私が英語を話すがゆえに、カウンセラーの先生ではなく、ホストマザーと直接話すことができ、さらにリッチモンドのホームステイ担当の方と直接相談したのでカウンセラーの先生にご相談することなく解決しました。

その時の話はこちらです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2022/09/blog-post_74.html

 

このように、たまたま我が家は解決できたものの、普通はなかなかそうはいかず、留学生はカウンセラーの先生に相談し、先生は教育委員会のホストファミリー担当の方やホストファミリーに連絡を取り、解決法を探っていくことになるわけで、カウンセラーの先生は留学生とホストファミリーの間を行ったり来たりすることになります。そうは言いながらも、カウンセラーの先生が留学生の丁寧な聞き取りをするというのは時間、マンパワー的に無理だと思うのです。留学生がカウンセラーの先生にご相談しても、異文化を持つ留学生の細かな心情を聞き取るというのは時間も手間もかかるので結構大変でしょう。だいたい留学生が込み入った事情を拙(つたな)い英語で説明すること自体もかなり大変です。カナダの学校では、スタッフも先生方も残業をするという文化はなく、時間になったら帰るのが普通です。ですので、留学生が困っていても細かく対応をするのは難しいのです。結果、どうなるかというと、どうしても同じカナダ人であるホストファミリーの話を中心に聞きがちで、結果として留学生がひたすら我慢することになる、というのが一般的です。

 

息子の学校は、そもそも英語教育に関して日本人留学生が留学することを前提に学校のシステムが整っておらず、ELL(基礎英語)の先生は先生なりの学習に対する厳しい基準があり、カウンセラーの先生はELLの兼ね合いと留学生が卒業するまでのタイミングなどを総合的に判断するという権限ももたされていないようでした。そして、息子は留学エージェントWの誤情報に翻弄されたこともあり、ELLの先生とカウンセラーの先生の間を何度も行ったり来たりして、結局どうすればいいのか、どのような手続きが必要かかなり困ったようでした。途中から私も話に参加したものの、どうすればいいのかわからず、結局リッチモンド教育委員会が話をまとめてくださいました。

そのときのお話がこちらです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/01/english10english10-taken-in-summer.html


④に続きます。

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2023年7月14日金曜日

カナダのスクール・カウンセラーという存在②(どれだけの仕事量なのか)



ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

①の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023_07_13_archive.html


これは私の推測ですが、そもそもカナダの公立高校は留学生を受け入れることを前提にしたシステムが整ってないのだと思います。しかし、コロナで多くの留学先が受け入れてくれない中、数少ない受け入れ先であったカナダへの留学バブルが起こり、学校側の予測を超える様々な国から留学する学生が増えました。しかし学校の中に留学生の相談する場所としては学校内にはカウンセラーの先生しか該当する担当者がいないので、カウンセラーの先生が担当するということになるのだと思うのですが、カウンセラーの先生としても、本来の業務のぎりぎり範疇か範疇でないかというところなので、先生自身も対応に困り、判断しかねる場面があるのだと思います。

 

息子も最初はそうでしたが、まず、留学生は英語がよくわからない、学校の仕組みもわからない状態で、カウンセラーの先生にどの授業を取るかなどを英語で相談しなければなりません。しかし、カウンセラーの先生は英語ができない留学生がどういったことに興味があり、どういった授業内容ならついていけるかもわからないというのに相談にのらなければなりません。その前に、かなり英語が拙(つたな)い状態で留学してきて、いったい留学が長続きするかさえも判断できないのに、立場上スケジュールを組むしかないわけです。すでにいろいろ無理ゲーだと思いません、、、?

 

ちなみに、息子の学校には1000人以上の生徒がいるというのに、もともと4名のカウンセラーしかいません。

その上、リッチモンドにはリッチモンドならではの事情があります。リッチモンドには毎年それなりの移民チャイニーズがどんどんじゃんじゃか入学、転校してくるわけですが、その中には結構な割合で英語が苦手な学生と保護者がいるようで、カウンセラーの先生はその対応もしなければなりません。

さらに、学期初めの1週間は「受講する予定だった授業のスケジュールを替えてもいいですよ。」という期間で、そこでも実際授業を受けてみて受講科目を変更したい生徒も結構います。とにかく学期終わりと学期初めはカウンセラーの先生はとっても大変なのです。

 

以前、アメリカ人の知人にその事情を話すと「いや、スクール・カウンセラーに留学生がいろいろ相談をするってこと自体、無理がない?だって全生徒対象のカウンセラーなんだから、留学生の日々の相談をするなんてマンパワー的に無理でしょ?」と苦笑いをしていました。そのときは、アメリカとカナダで根本的なシステムが違うのかな?くらいに思っていたけど、今改めて考えると、その人が言ってることはごもっともだと思います。

 

1000人を4人で割るとして、一人のカウンセラーの先生が250人を担当し、学期初めは授業だけでなく、何かと書類の確認、ホームステイでのトラブル、授業での困りごとなどの相談窓口となっています。そして、留学生に関しては異国の生活での困りごと、ホームステイ先での問題、すべて基本的にはスクール・カウンセラーの先生が相談窓口になるようです。

③に続きます。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/07/blog-post_16.html

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2023年7月13日木曜日

カナダのスクール・カウンセラーという存在① (無理ゲーなシステム)



ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

息子の学校でもそうですが、欧米の学校にはスクール・カウンセラーという存在があります。日本でスクール・カウンセラーというと主に学校での問題やメンタルな問題をサポートするイメージですが、カナダでは違います。

カナダの多くの学校では、全校生徒が来期、来年度どの授業を取るのかの相談、判断はこのスクール・カウンセラーの方が担当しているようなのですが、どうやら結構な割合で不具合があるようです。

 

誰も学校に遠慮しちゃって、声に出して言わないので私はあえて言いますが、多くの日本人留学生はカウンセラーの先生に不満を抱いているようです。

 

正直に言います。

 

私もそうでした。大事なご相談をしても、私の英語が下手だから理解をしていただけないのか、なかなかお返事をいただけず、催促をしてやっといただけたかと思ったら大きな勘違いをされていて、期限もせまり焦り、とうとうリッチモンドにご相談をしたことがありました。それ以来、常に漠然とした不安を感じていました。

 

しかし、息子の2年間の留学で、決してカウンセラーの先生に非があるわけでもない、ということもよくわかりました。そもそものシステム自体が無理ゲーだと思うのです。


②に続きます。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/07/blog-post_14.html


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