ラベル

ラベル り:留学前の英語学習 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル り:留学前の英語学習 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年6月11日日曜日

留学前の英語学習について語る②

ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

①の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/06/blog-post_11.html

そうは言うものの、英語ネイティブで信頼できる講師を見つける、というのはとても大変です。ネイティブ講師からの授業は高い割には、講師として意識が高くない講師もいるのも事実です。「日本に行くと、やたら日本人女性にもてて楽しいらしい!」と本気でもてることだけを目的で英語講師として日本にやってきている英語ネイティブがいることも、悲しいかな、事実です。

 

もしも、信頼できる英語ネイティブ講師を見つけることができなかったらどうすればいいのでしょうか?

 

力のある日本人の英語講師から授業を受ける、というのも良いと思います。

 

私自身、TOEIC対策専門の英語講師を10年以上やっています。私の周りには英語講師がうようよ(いや、たくさん)いるわけですが、皆の勉強っぷりったらすごいです。名の知れたアメリカの大学で4年間びっちり勉強しました、出向でアメリカで仕事をしていました、TESOLCELTA(という英語教授法。ものすごく真剣に勉強をしないと資格が取れません。)を持ってます、IELTS7.5持ってます、英検1級対策の授業をしています、なんていう恐ろしい人もいます。そして、私が所属する講師が集うサイトでは「えっと、すみません。この英文ってこういう理解でいいのでしょうか?」なんて文法の質問を投げようものなら、皆自分の知恵を貸すことを惜しむことなく、じゃんじゃかいろんな方向から教えてくれます。すごい人たち、、、。しかし、この人たちは、常に自分の英語力に対して謙虚で、日本国内外の大学院や授業や勉強会を受けることを常に企んでいる(笑)恐ろしく学習欲の強い人たちなのです。こんな人達に囲まれて、私は「自分、講師としてまだまだ知識が薄すぎる、、。」と身が引き締まる思いでいます。

 

ということで、日本にはものすごい英語のプロがいます!留学前にはぜひ、こういった本当に英語を学習するということがどんなに果てしない道のりであるかをよく理解し、それでもその道を歩み続けているプロの英語講師に作文、スピーキングの指導を受けることをお勧めします。

 

あくまでも留学準備の学習として、という話として聞いていただきたいのですが、一番避けた方がいいのが「私は英語はなんでも知っていますよ。」と豪語してしまうような、またはそんなオーラが出ているような講師から授業を受けることです。ネイティブとしての言語は果てしなく、非ネイティブにはわからない広い世界があるということさえにもまだ気づいていないということですから。その姿勢と知識量では、海外留学での役に立つような英語の指導というのは難しいかもしれません。

 

ちなみに、留学前に1年半年という長い時間をかけて英語学習を行った息子は、リッチモンドの高校でどうしているかというと、ものすごく大変そうです。特に息子の学校は英語の学習レベルが高く、留学生用のELL4(English10(高校1年生英語)の前の段階の授業です。)の授業ですでに難易度が高く、息子は苦戦していました。セメスターの最後まで単位がいただけるのかどうかも怪しく、担当の先生からもご心配いただいていました。そして中間テストの後「授業に懸念事項がある生徒」として、保護者の私は、Zoomで先生からお話も伺うことにもなってしまい、とても心配でした。息子の学校はリッチモンドの中でも学習レベルが高いことで知られているようなのですが、それを差し引いても日本人が英語で授業を受けるということは大変なことなのだと思います。

 

ということで、留学の前は正しく指導ができる講師からしっかり英語学習をして留学することを強くお勧めします。


いろいろランキングに参加してます。⇓ クリックしていただけると励みになります。

我参加了各种排名。 ⇓ 如果你点击链接,我们将受到鼓励。


にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(アメリカ・カナダ)へ
にほんブログ村

カナダランキング


 





留学前の英語学習について語る①

ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

私が英語を話し、常に外国人の友人知人との付き合いがあったので、息子は私のおなかの中にいるときから英語を聞いていました。

 

英語の絵本も大量に読み聞かせ、積極的に欧米人のママ友ともお付き合いをし、常に異文化と英語に触れてきた息子でしたが、中学から始まった英語の授業は苦手でした。息子曰く、単語を覚えるということができないらしいのです。彼と同じDNAを持った私も記憶力が弱いので、すご~くわかります。英語講師である私が「それを言っちゃあおしまいよっ!」って感じですが、単語の暗記って苦痛以外の何物でもありません。はい。

そして、息子からは、幼少期に少々英語に囲まれてたからって、必ず学校で英語が得意になれるというわけでもないということもわかります。残念っ!

 

しかし、息子は中学3年のときに「海外の高校を卒業留学する。」と決め、英語が苦手、単語が覚えられないと言ってるわけにはいかなくなりました。では何をしたか?

 

まずは個別塾で英語の文法を徹底的に鍛えていただきました。そして会話と作文はアメリカ人の講師にプライベート・レッスンを受けました。若いってすごいな、と思うのが、週に2回、90分のプライベート・レッスンを1年半年受け続けた息子は、1年半後の留学寸前の段階ではアメリカ人講師と冗談を言い合ったり、環境問題、時事ネタを熱く語り合うようになっていました。

 

ここで私はぜひ、ブログをご覧の皆さんに言いたいことがあります!

文法、リーディング、リスニングの指導は日本人講師による集団授業でも十分成果は出ると思いますが、海外留学を踏まえての学習ならば、作文、スピーキングはできればネイティブの英語講師から授業を受けることを強くお勧めします。

 

日本にはたくさんの英語学習用の書籍がありますが、古いものが多いです。また、学校での限られた時間で英語のすべてを説明するのは無理ですから、英語の授業はどうしても効率重視のざっくりとした基本を学ぶことになりがちで例外や、込み入った文法は省略されがちです。こういったもので学習して英語講師になった方の英語には限界があります。(留学準備の学習をお願いするには限界がある、という意味です。)

 

例えばです。「部長のギャグって痛いよね~。」と言ったら、私たち日本語ネイティブは「痛い=寒い、しょうもない。」ということが即座に理解できますよね?でも日本語の辞書にはそんな説明はないわけです。これが生きた言語です。言語は常に変わり、その時々にネイティブしか使わない表現が山のようにあります。

これを20年中国で日本語講師をしている陳先生が日本に留学する予定の中国人生徒に「「部長のギャグって痛いよね。」というのは間違った言い方で、「部長のギャグってしょうもないよね。」と言わなければなりません。」と指導してしまったとしたら、時間、労力ともにものすごいロスで、もったいなくないと思うのです。


②に続きます。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/06/blog-post_45.html


留学前の英語学習の大切さについてのお話です。↓

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/01/22.html


こちらはトーストマスターズという英語でのコミュニケーション・スキルを磨くための非営利団体の話です。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/03/blog-post_82.html


いろいろランキングに参加してます。⇓ クリックしていただけると励みになります。

我参加了各种排名。 ⇓ 如果你点击链接,我们将受到鼓励。


にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(アメリカ・カナダ)へ
にほんブログ村

カナダランキング


 





2023年1月31日火曜日

留学前に英検準2級(できれば英検2級)を取りましょう。

 私はTOEIC専門の英語講師をしています。日本語教師の資格も持っていて、本格的に英語講師の仕事をする前は日本語も教えていました。

 

そんな語学を専門にする私に言わせると、どの言語も基礎の文法と単語が大切だと思っています。

 

今日は、英語講師であり、カナダではオンラインで1年半、心が半分カナダにある生活をしてきた者としての視点で英語の基礎の大切さについて語らせていただきます。

 

例えば海外旅行をする程度なら、事前の英会話のレッスンくらいでなんとか楽しくできるでしょう。しかし、言語を使って生活をする、学習をする、となると、途中でロジカルに理解するということが必要となり、言語の基礎がないと、深い思考ができないのです。

 

具体的に英語で言うと、現在完了形を含む時制がしっかりわかることで、「えっと、まずこの話があって、その後にこうなって、、、。」という時間の前後関係のある話を理解できるようになる基礎となります。関係代名詞のロジックを理解して、その上に積み重なるように現在分詞が、さらに受動態(受け身の文)を理解して、初めて過去分詞を使った文が理解できるようになります。カナダの高校でのテキスト、プリント類、先生のお話にはこういった文法が当たり前のように散在しています。

 

同じ留学生でも、ヨーロッパ人たちはもともとアルファベットの言語ですし、さらに言えば、専門用語になればなるほど英語と単語が近くなり、彼らは、より有利になります。対照的に、ひらがな、カタカナ、漢字のミックス文化を持つ私たち日本人はもともとヨーロッパ人よりも不利なスタートなのです。さらに日本語の文法は多くの言語と違い、非常にユニークな構造なのです。そんな不利と不利の掛け合わせみたいな日本人留学生だというのに、残念なことに質問をためらうシャイな人が多く、そうなると、せめて英語の基礎を持っていないとね、という話なのです。

 

リッチモンド、息子の学校とやり取りをしていて思うことがあります。お隣のアメリカとは全然違うんだな、と。アメリカ人と話していると、相手の気持ちよりも自分の意志を貫きとおす場面があり、その潔さには、「そこまではっきり言うんだなぁ。相手が傷つくかどうかは二の次なんだなぁ。」と感動(?)さえするときがあります。もちろん個人の性格にもよるわけですが。

カナダ人の傾向としては、そんなお隣のアメリカ人と違い、どちらかというと、イギリス寄りの相手を尊重するやわらかな言い方を好みます。さらに、リッチモンドは中国人が多いことから、アジア文化をわからないながらにも理解しようとする柔軟な姿勢があるようですが、しかし、やはり、リッチモンド、学校としてはっきりとしないといけない場面があります。そういった場合に、わりと遠回しにこちらを気遣って言い方を気を付けてくれることがあります。皮肉なことに、むしろリッチモンド側が良かれと思ってやんわり答えてくれる場面で「YesよりのYes」なのか、「譲歩してYes」で、本当はダメなんだけど、今回だけですよ、ということなのかを察しなければならない場面があり、ここで強い英語を超えた真のコミュニケーション力を求められます。私自身は、ここでときどき判断に迷います。英語の基礎ありきで迷う場面なのです。しょっちゅうではないけれど、留学生にもこういった「ここぞ!」という場面があります。

 

さらに「あのときさ~、やっとけばよかったんだよねぇ。」みたいな微妙な願望や後悔を表すときに使う仮定文も日々の会話で相手の感情を理解するのに結構大事な文法です。例えば、この仮定法は、はっきり言いにくいことや、本当の気持ちをやんわりと言うときにも使います。ここで仮定法を知らず、「明日天気がよければ出かけましょう。」みたいな一般的なif(直接法)の使い方しか知らないと、時制としてもいつのことを言っているのかわからず、相手が本当に言わんとすることも理解できず、相手との気持ちのやり取りがちぐはぐになったりします。

 

以上のことが頭で整理できているのが準2級、もしくは2級だと思います。

気を付けていただきたいのが、英検準2級(もしくは英検2級)があれば、授業についていける、日常会話で困らない、ということでは決して、決してありません。あくまでも、自分が基本的な文法知識があり、それなりの長文が理解できるスタート地点に立っているという、一つの基準にすぎないと思います。

 

また、実際に留学してみると日々大変で、「英検2級を持っていても何にもならない。」と感じる留学生もいると思います。しかし、2級がなければ、留学してから英語の基礎作りとなり、もっと大変な目に遭うことになります。

 

まず留学生は、留学して、日々、山のように知らない単語に出会います。私自身もPACミーティング(保護者会)で聞いたことがない単語が出て、その単語についての話になると、なんのことを言っているのかわからないことがあります。後でカナダ人の友人に聞いてみると、カナダではしょっちゅう聞くけど、日本での生活で使う場面がない言葉だったりします。

 

このように、留学生は、留学してみて初めて聞く単語に出会う日々になるわけですが、では、留学前に万全に準備ができるかという話になると、そんなに大量の単語を事前に覚えるのは非現実的な話だと思います。

 

そういった意味でも、できる準備というのは限られ、しかしできる準備もある、とも言え、留学前にせめて英検準2級(できれば英検2級)を取ることをお勧めします。



いろいろランキングに参加してます。⇓ クリックしていただけると励みになります。

我参加了各种排名。 ⇓ 如果你点击链接,我们将受到鼓励。

PVアクセスランキング にほんブログ村 にほんブログ村 海外生活ブログ 親子留学・ジュニア留学へ
にほんブログ村
カナダランキング