ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。
前回の補足です。
息子の学校の校内の様子です。⇑Dとのインタビューはこちらです。
https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/06/dd.html
ひょんなことでDと知り合い、思い切ってDにインタビューをお願いした、といういきさつは前回お話をしました。
そのときのやりとりが、ちょっとくすぐったいような、なんともわくわくするようなものでした。
「私さ、ブログをやってるんだけど、良かったらうちの学校の保護者としてインタビューに協力してくれない?」と聞いてみたところ、「えっとね。うちの学校の保護者は皆あなたのブログを知ってるよ。ブログを見て、私は、あなたは時差もあるのに息子さんの留学をフォローして、すごいな、と思ってるよ。」とのこと。学校の保護者の皆、見てくれたのね~!Dが日本にいる私が息子のために必死になっている姿もわかってくれていたこともうれしい~!
「でもね、私はあまり英語が得意ではなくて、あなたと英語で話すのはお恥ずかしいわ。」と言われ、その言葉にハートを撃ち抜かれてしまいました~♡
きゅんです。(あ、もう古いですか?)
なんて謙虚な発言!ここでやっとわかりました。私がリッチモンドの人たちに親しみを感じる理由の一つが。リッチモンドの人たちには、こういう慎み深さを持っている人がすごく多いのです。
日本にいると、「私はこう思う!」「私の話を聞きなさ~い!」という、相手の気持ちよりも自分の主張を優先する強い欧米人(特にアメリカ人!笑。)がたくさんいて、それに感化されちゃって「日本では強めにいうとなんでも思い通りになる。」と勘違いしている欧米人がいますが、私はいい加減にしてほしいと思っています!優秀であってもなくても、英語を話す外国人ってだけで威張っちゃって、私たち日本人のビビりな性格につけこんで言いたい放題、やりたい放題な外国人を散々見てきました。もっと言っちゃうと、私は、自分の祖国ではもてないくせに、日本にくるとやたら日本人女性にもてちゃって、調子にのってる欧米人もいい加減にしてほしいと思ってます。(あ、すみません。また毒を吐いてしまいました。)
対照的にリッチモンドの人たちは頭が良く、優秀なのに、謙虚な人が多く、私は彼らのそういった人柄に惹かれちゃうのです。
リッチモンドでは、てっきり普通の人だと思ってたら、実は「日本の某(とっても有名)大学で英語を教えていました。」「ロータリークラブのとっても偉い人でした。」なんていう、実はとんでもなくすごい人だった、という人で出会うことがあります。息子がディナーにお呼ばれして、そのおうちに行ったら「お城?ホテル?」という豪邸に住んでたことが判明したり、とにもかくにも「普通のふりして、実はすごい人」ということがよくあります。ちょっと威張ってくれてたら「お!この人は偉い人に違いない。」と心の準備ができるのだけど、オーラを消してるのか、謙虚な気持ちで普通にふるまってるからか、正体がわかったときの衝撃が半端ないのです。びっくりしたじゃんかっ!心臓に悪いじゃんかっ!ってなるのです。私はリッチモンドで何度もそんな目に遭いました。そんな風にとにかくリッチモンドのすごい人たちは謙虚なのです。
昔、日本語通訳をしていたトルコ人の友人が「『実(みのる)ほど、首(こうべ)を垂れる稲穂かな。』という俳句は、日本人の謙虚さ、価値観を現わしていて、すごく好きだ。」と言っていました。そのときは「私は日本語の俳句だって知ってるよ、というアピールがしたいのかな?」(こういうことをしたがる外国人って結構いますよね?)くらいに思っていて、彼の発言の本当の意味が分かっていませんでしたが、Dとのやりとりでわかりました!
2年前に息子がリッチモンドで留学を始めて、どこかのタイミングで私は強烈にリッチモンドに惹かれるようになりました。私は今の今まで、「息子が学生ビザを失くしてどうにもならなくなったり、学校で困ったりしたら誰かしらリッチモンドの人が助けてくれたので、私は、自分は彼らに恩義を感じ、そのホスピタリティに惹かれたのだ。」と思いこんでいました。
そのときの話はこちらです。
https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/05/blog-post_93.html
https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2022/09/blog-post_14.html
また、同じアジア人(チャイニーズなので)という安心感も感じていました。
しかし、今回のDとのやりとりで、初めて私がリッチモンドに惹かれる大きな理由の一つに気づかされました。
こういう謙虚さが日本人やリッチモンドの人間性の奥深さであり、私がリッチモンドの人たちに強烈に惹かれる理由であり、同時に日本人が世界中で「日本人は謙虚で誠実である。」と高評価される理由なのだと思います。私はまるで鏡を見るように、リッチモンドの人の中に本来日本人の自分たちが価値あるものとしていた美徳や価値観をうっとりとして見ていたのだと思います。このように、私はDとのやりとりでリッチモンドの良さを再発見しました。
D、インタビューだけでなく、私の2年間の謎を解いてくれてありがとう!
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