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ところで、英語が強い、海外での生活が長ければ長いほど大学受験に有利かというと、そういうことでもないんじゃないかとも思います。(9月入学の英語プログラムを除きます。)
海外生活が長くて、日本語を使っての学生生活が短ければ短いほど日本語のエッセイ(作文)、小論文対策に苦戦するようです。カナダで英語学習だけに集中していると日本の時事問題に対する問題意識が薄くなり、入ってくる絶対的な情報量が少なくなります。どういうことかというと、母国語である日本語であればいくらでも世界情勢も把握できますが、「カナダにいるんだから使う言語は英語のみ!」「カナダにいるんだから日本のことは今は知らなくていい。」なんて考えていると、入ってくる情報の種類も量も限られます。つまり本来、高校生という若さゆえの柔軟性もあり、同時に大人に近づきながら思考力が開花し、爆発的に知識量が増えるべき貴重なときに、総合的な知識量や思考力が中学生レベルで少ないままという学生は日本の大学はあまり歓迎してくれません。いっそ英語で新聞やニュースが難なく理解できる、というレベルまでに到達できていれば英語という第二言語を使って深い思考ができるわけですが、たった数年の留学だけでそんな強い英語力を得るのはまず非現実的だと思います。
よく留学生の保護者さんたちから「お宅のお子さんはカナダの高校に留学しているから帰国子女としてどの大学でも行けていいわねぇ!なんて言われ困る、、、。」という話を聞きますが、いや、そりゃ困るでしょ!と思います。カナダの高校を卒業後帰国する留学生たちは、帰国してから受験の準備を始めたのでは間に合わないので長期的な計画を立てなくてはなりません。「カナダの高校留学」というジョーカー並みの強い手札があっても、それを上手にフル活用してこそ、「帰国子女としてどの大学にも行けていいわねぇ。」ということがあり得るわけで、決して無条件でどの大学にも合格できるというちょろい話ではありません。
たまにGrade11の夏休みに日本に帰国した際に、日本で帰国生用の塾に通ったり、カナダ滞在中にカナダの学校の授業を受けながら、同時進行でオンラインで個別指導を受け、大学の受験勉強や出願書類の備し始めるという強靭なメンタルと体力を持った学生もごく一部いますが、いや~考えただけでクラクラしそうな大変さです。こういう強者が超難関大学に合格するのだと思います。誰もができることではないと思います。
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