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2024年2月1日木曜日

留学後の大学受験 ⑯水を得た魚

ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。


大学受験の試験で「自分の考えを書きなさい。」という作文(エッセイ)が求められたときの説明をします。

それはまさに日本国内、海外、どこで生きてきたかはあまり関係なく、今まで生きてきた中で得た知識、教養の出番であり、思いっきり自分の思考力、自分の人としての成熟さをアピールできる場面です。そういった試験では、日本の高校で国語の授業を受けたかどうかはあまり関係なく、自分がどれくらい量の、どんなクオリティーの知識があり、何を考えて生きてきたか、唯一無二の生き様をアピールできます。ここは私は留学生ががぜん有利になる場面だと思うのです!

 

留学生諸君!ちょっと聞いてほしい!いや、読んでほしい(笑)!

 

留学は想像していたよりもずっと大変でしょ?ここまで大変だとは思ってなかったでしょ?その大変さというものは留学をしたことがない人にはわからない大変さですよね?留学中は「大変さ」100%でしかないけれども、留学が終わった後、どこかのタイミングで少しずつ化学変化が始まります。少しずつ自分が何をしてきたのか(どれだけがんばったか)俯瞰(ふかん)できるようになり、そうすると、その体験が留学生(帰国生)の糧となり、人生の豊かさとなるのだと思うのです。留学中にいろんなことに戸惑い、悩み、考えるということから逃げずに正面から戦った留学生は視野が広がり、人間として一皮むけ、日本で普通に高校に通っている同級生とは全く違う世界観を手に入れることができると思うのです。その世界観をもって大学受験で「自分」を効率よく言語化できれば(できれば!というのがポイントです。誰もが言語化が得意なわけではないので。)出願書類、実際の試験会場での作文(エッセイ)、面接で、水を得た魚、、、とまではいかなくとも、あなたの力を思い切り発揮できる場面となりえます。

 

実際に息子が合格をいただいた大学の試験が終わって帰った日は、「自分が考えていることを思い切り言えた!仮に落ちたとしても悔いはないよ!」と言っていました。とってもいい顔をしていました。そういうことなのだと思います。

 

受験の神様が「君の頑張りはちゃんと見てるよ。」って微笑んでくれた瞬間でした。


⑰に続きます。

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