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㉚の続きです。
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これだけ保護者の私がサポートしてきたにも関わらず、息子の受験は予想以上に時間もかかり本当にひやひやしっぱなしだったわけですが、それにはいくつか理由がありました。カナダを去る寸前まで学校の勉強に追われた、体調をくずしたといったこともなかなか合格までたどり着けない理由でしたが、それだけではありませんでした。
時間はさかのぼります。
息子はカナダの高校留学前から自分の大学進学や将来について考えるようになりました。その中で、環境、自分の英語力、知識量、視野の広さが変わるたびに息子の考えも一転二転したわけですが、どこかのタイミングで「法学部に行きたい。」と思うようになり、ここは絶対に譲れないと思っていたようでした。
日本の多くの大学には「国際教養学部」といったリベラルアーツを学ぶ学部、学科があります。超難関大学にも国際教養学部があり、帰国生の受け皿的な役割にもなっていて、多くの帰国生がそういった学部への合格を目指す傾向にあります。
私は国際教養学部が良いとも悪いとも言っているわけではありませんが、超難関大学が留学経験を高く評価してくれるなら、学部がどこであれば、超難関大学の中で優秀な学生に囲まれて刺激を受ける大学生活も選択肢の一つじゃないかと思っていました。
そして、息子ともそういった大学、学部への進学についても話をしましたが、意外なことに、最初から息子の答えははっきりしていました。「自分は大学で法学などを学びたい。大学ならではの専門性を追求したい。「教養を高める」ということを目指すリベラルアーツは自分の将来の仕事探しには直結しないと思う。」ということで国際教養部というものには一切興味を持ちませんでした。息子の考えがはたして正しいのかどうかは私にはわかりませんが、大きな流れに流されず、自分で自分の将来をリアルに考えて結論を出すということはとても良い事だと思いました。
また、確かに息子が言うことも一理あると思いました。「帰国生の皆が目指すから」「超難関校でありながら、帰国生ならではの合格のチャンスがあるから」という理由で大学の学部を選ぶのもどうなんだろう?という気もします。受験生が、人として教養を高めてから社会に出たいという確固としたポリシーがあるならばすばらしいと思うのですが、偏差値至上主義よろしく、「いかに有名な大学に合格するか」とか「合格する可能性」ばかり追求して大学受験をしても、実際入学してから毎日のように興味がないことを学ぶことになるわけで、入学してからが結構つまらなそうですよね。せっかくの大学生活なのに、そんな4年間って、はたして充実するのかな?と疑問に思います。
ということで、息子は「法学部」にこだわったがゆえに当然選択肢も少なく、門も狭く、合格をいただくまで時間もかかりました。保護者としては全落ちしたらどうしようかと、ひやひやした受験となってしまいました。
㉜に続きます。
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