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2022年9月26日月曜日

ELLとEnglish10, 11, 12 (2023年1月18日修正版)

                                ⇑ 赤いパラソルが華やかな息子の学校の中庭です。


==ブログをご覧の皆さん!

申し訳ございませんっ!

以前ご紹介した、ELL1、2、3の留学生が履修できる教科についての情報ですが、すでに古くなってしまったのか、私が勘違いしていたのかは不明ですが、いずれにしても、以前のものが正しくなかったことが判明しました。お詫び申し上げ、訂正をさせていただきます。

また、以下は2023118日の段階での最新情報です。カナダではしょっちゅう様々な変更がありますので、ご注意ください。==

 

リッチモンドでのELLのシステムを、改めて、かかる期間とともに説明します。

まず、留学前に学区からオンラインで英語テストを受けます。

これによって、だいたい日本人はELL1ELL2、ELL3のどれかになります。(よっぽど英語の力があるとELL4になりますが、リッチモンドだけでなく、どこの学区でも、まず純ジャパでELL4でスタートなんて話は聞いたことがありません。)

 

 

ELL1:2セメスター(1年)授業があります。1セメスター目は全授業4コマのうち2コマがELLです。2セメスター目は1コマだけがELLとなります。

つまり年間8コマのうち、なんと3コマは基礎英語、数学を1コマ取らなければなりません。数学の授業の具体的な内容としては、日本人がすでに中学で学習したレベルの難易度で、かつ、数字や公式を知っていればなんとかなるような科目です。しかしながら、授業では、日本では見たことがないような電卓を使って、日本では聞いたことがないような理論が登場します。ちゃんとロジックを理解しないと、応用問題が解けない、ということになるので、授業中集中して理解し、自宅でしっかり復習が必要です。

残りの4コマは、体育、音楽、美術、溶接、大工など、手先、体、感性で勝負の授業を取ることになります。

そしてELL1の3コマ履修の後、やっとELL2に進めます。ふうっ。(単位を落とさなければELL2に進めるのか、それとも履修するだけでELL2に進めるのかは不明です。

 

ELL:2セメスター(1年)授業があります。1セメスター目は全授業4コマのうち2コマが基礎英語で、ELLです。2セメスター目は1コマだけがELLとなります。つまりELL1と同じく、年間8コマのうち、なんと3コマは基礎英語、(基本的には)数学、科学を1コマずつ取らなければなりません。残りの3コマは、やっぱり体育、音楽、美術、溶接、大工など、手足、体、感性で勝負の授業となるでしょう。そしてELL2の3コマ履修の後、やっとELL3に進めます。ふうっ。(単位を落とさなければELL3に進めるのか、それとも履修するだけでELL3に進めるのかは不明です。

 

 

ELL:英検2級レベル。2セメスター(1年)授業があります。2セメスターとも4コマのうち1コマがELLです。つまり、年間(2セメスター)8コマのうち、2コマが基礎英語となります。

学区、学校によっては、ELL3と同じタイミングでEnglish10を受講できる学区、学校もあるようですが、息子の学校では、許されません。

また、基本的には、数学、科学、社会をそれぞれ1コマずつ取らなければならず、残りの3コマは何を取っても良いのですが、やっと心理学、コンピューター、物理、政治、経済など自分が興味がある選択授業も思い切って受講できると言えるでしょう。ELL1、2は「サバイバル英語」と呼ばれ、リッチモンドとしても「なんとか、かんとか、がんばって生き延びてね。」ということです。それに対して、ELL3は、「もうそろそろカナダ人の高校生と同じく、しっかり勉強しましょうね!」ということのようです。

 

ELL41セメスターだけ授業があります。リッチモンドでは、原則としてELL4は、基本的には数学、科学、社会をそれぞれ1コマずつ、そしてEnglish10を受講することになっています。しかしながら、息子の学校は、英語の基準がとにかく厳しく、ELL4で基礎を固めきる前にEnglish10を受講し、結局English10の単位が取れなかった、というケースが結構あったようでした。その状況を憂慮した学校側が「原則、English10ELL4の単位を取ってから!」という独自のルールを作ってしまったのではないかと思っています。

結果として、息子の学校では、原則として、ELL4の学生は、基本的には数学、科学、社会の授業は取らなければならないけど、English10は取りたくても授業を受けさせてもらえず、代わりに4コマ選択授業を受けることになります。(若干の例外もあり。)

 

ELL5: ELL4を終了すると、English10の受講が始まるわけですが、同時に、ELL5を受講中、という位置づけにはなるそうです。特に授業がある、ということではなく、英語に関してELL5受講生として先生にご相談できますよ、ということだそうです。授業もないんだし、ELL5の位置づけっていらないのでは?とも思いますが、私は、リッチモンドからの「ELL4が終わったからも私たちは留学生をサポートする心づもりですからね。安心してくださいよ。」というご配慮なのかな?と思っています。

 

ELL4を終了したら、やっとどんな学区、学校でも大手を振って、English10(1セメスター)、English11(1セメスター)、English12(1セメスター)を、1年半年かけてEnglishの必須授業が受講でき、単位を落とさなければ、(英語に関しては)終了!となるようです。

 

==まとめ!ELLをもとに考えるリッチモンドで卒業までかかる年数(目安)==

 

ELL1でスタート⇒ELL11年)、ELL21年)、ELL31年)、ELL4(半年)、English10(半年)、English11(半年)、English12(半年)=合計5

 

ELL2でスタート⇒ELL21年)、ELL31年)、ELL4(半年)、English10(半年)、English11(半年)、English12(半年)=合計4

 

ELL3でスタート⇒ELL31年)、ELL4(半年)、English10(半年)、English11(半年)、English12(半年)=合計3

 

卒業までにかかる年数はいろいろな考え方ができます。以下も参考になさってください。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/01/blog-post_15.html

 

例えば、日本ですでに高校生になっていて、そこからカナダの高校でELL1スタートなんて、無理ゲー感が漂ってませんか?いったいいつ卒業できるの?

この年数、理論では、英語が苦手な日本人には卒業が難しいので、いいかげんな留学エージェントやネットでは「がんばって学校に交渉してELLを上げてもらえば、、、。」「がんばってサマースクールでEnglishを取れば、、、。」と無茶苦茶を言うわけです。(って言うか、そう言わないと、留学してくれる学生がいなくなるので、エージェントは困るわけです。)

 

エージェントは、留学生でも、留学生の保護者でもありません。留学をするメリット中心に話をします。当然です。彼らはビジネスですから。しかし、私たち保護者、留学する本人は、しっかりと厳しい現実を見つめ、留学前に、どれだけの英語力が必要なのか、どの学区のどこの学校なら留学生に易しめの基準を設けているのか、単位がもらえやすいのか、卒業の年齢制限は何歳なのか、そして留学生自身も、貴重な夏休みの半分以上をサマースクールに費やして、毎日8時間以上英語を学習することが可能なのか、しっかりと見極めることが大事だと思います。

 

海外、日本の大学受験には、高校の成績がとても重要です。

単位を落とすと成績の全体平均が下がるので、注意が必要です。(ELLについては大学に提出する成績がどのようになるかは不明です。)



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