トーストマスターズクラブ(英語のスピーチ力を磨くクラブ)で活動をしていると、「リーダーシップ」という言葉がものすごく頻繁に出てきます。
今日はリーダーシップについて考えてみたいと思います。
「リーダーシップを取る」というと、なんだか大げさで、ものすごくパワーがあって、最初から最後までぐいぐい皆を引っ張るイメージですが、欧米では、そんなに大げさなものではなく、どちらかというと「先頭を切って提案をする。」というイメージです。そして、日本と違って、他の皆も積極性があるので、誰かが先頭を切れば、誰かしら積極的に話に乗ってくれ、皆が動き出すイメージです。「リーダーシップを取る」というのは、「一番手に手を挙げましょうね。」「言い出しっぺになりましょうね。」いう意味合いが近いと思います。
カナダの成績は、テストだけで評価されるわけではありません。課題の提出、そして授業中にどれだけ積極的に参加したかも成績に反映されます。また、グループ・ワークなどでリーダーシップを取ったか(アクティブに行動したか)ということも評価されます。
私は数年前に、アメリカの大学生グループの2週間の短期日本語学留学の授業を担当したことがあります。
集団になると、「いいだしっぺタイプ」「世話好きで困ったときに一番に手助けを申し出るタイプ」「まあまあ、と皆をなだめるタイプ」「やんちゃタイプ」「おちゃらけて皆を笑わせるタイプ」「静かなタイプ」、自然とグループの中での役割が決まってくるのは世界共通だと思います。そして、私が担当したクラスもそうでした。
2週間の留学が終わり、今日が最後だね、という場面で「じゃあ、感想を言い合いましょうか。」と提案すると、クラスで一番声が小さくて、静かな女子生徒が一番に手をあげ、2週間の授業がとても有意義であったこと、私に対するお礼などを数分にわたって語ってくれました。
私自身、クラスの「静かなタイプ」が一番に手を挙げて、物おじもせず、感想を述べてくれたことにちょっと驚き、そしてうれしく思いました。
日本とちょっと違いませんか?こういう場面では、必ずと言っていいほど、皆の中の、あうんの呼吸で「いいだしっぺタイプ」が発言し、それに対して賛同の声が上がる、というのがパターンのように思います。
しかし、欧米では、静かなタイプから言い出しっぺタイプから、すべての生徒が、日々、「リーダーシップを取る」「積極的に参加する」ということがとても価値があるという共通認識を持っているので、クラスで一番静かな生徒もここぞというときは、他の生徒と同じように積極的に発言をしてくれ、まわりもそれを受け止めているわけです。
欧米人と接している、こういうことがよくあります。「え、あの静かめな人が?」というタイプの人が、皆の前で何かを提案する、リーダーシップを発揮し、積極的に学校行事を仕切る、異議を申す、ということは結構普通にあります。
かつて、日本は「野球型」と言われ、ピッチャーがボールを投げる場所、バットを振るキャッチャーがいる場所は決まっていて、この対峙する二人のヒーローがゲームの中心にいます。その二人の様子を皆で支える、という図が一般的だとされてきました。そういった意味で野球は日本人の伝統的な価値観にあっていたのだと思います。
それに対して欧米の「サッカー型」「バスケット型」は、広いフィールドの中のいろんな場所で盛り上がり、また、誰もが平等に積極的にゴールを決めたり、連携を取る場面があり、それぞれの積極性や判断力が平等に試されます。皆で試合を盛り上げていくのです。野球と全く違います。
「サッカー型」、「バスケット型」の欧米は、「野球型」の日本と違って、ゴールを目指すボールの場所は転々と移動し、流動的な場面を柔軟に判断して仕切ることができる人材が求められる、ということだと思います。
日本人は「野球型」に慣れているので、カナダの「サッカー型」に戸惑います。「おれ、もともと外野手で、ボールが近くに飛んできたときにがんばるつもりだったのに、この場面を仕切っていいの?」みたいな感じでしょうか?
しかし、皆さん!皆さんがカナダで求められるのは、上の誰かが決めたものにひたすら従う従順さよりも、むしろリーダーシップ、積極性だと思います。従来のやり方が、皆のニーズに合わなくなったら、もしくは多様性に欠ける、と感じたら、皆で意見を出し合って、学校の先生も含めて協議し、その都度やり方を改善していくのが欧米的なやり方のようです。
「もともと決まっていることだから」と今まで通りでいることに執着することは、ときにカナダ人から見ると、不思議に思われることがあります。
こういったことを日々、自ら体験できるのが、カナダ高校留学の醍醐味の一つだと思います。
==以下、翻訳アプリによる中国語です。==
当我在Toastmasters俱乐部(一个提高英语演讲技巧的俱乐部)工作时,"领导力 "这个词出现得非常频繁。
今天我想思考一下领导力问题。
领导 "这个词有点夸张,给人的印象是一个拥有很大权力的人,从头到尾拉着大家走,但其实没有那么夸张。 这不是什么大问题,更像是 "带头提出建议"。 与日本不同的是,其他人都是主动的,所以如果有人带头,其他人也会主动加入谈话,大家就会开始行动。 发挥领导作用意味着:"让我们先举手","让我们成为第一个提出建议的人","让我们成为第一个提议的人"。 成为第一个说话的人。" 我认为这接近于它的意思。
加拿大的成绩不仅仅是基于考试。 成绩也基于你提交作业的情况和你参与课堂的积极程度。 你还将根据你在小组工作和其他活动中的领导能力(积极行为)接受评估。
几年前,我负责为一群美国大学生举办为期两周的短期语言课程。
我认为,在一个群体中,群体中的角色是自然而然确定的,比如
"好人 "型,遇到困难第一个提供帮助的 "关爱 "型,"冷静 "型,"调皮 "型,让大家发笑的 "嬉戏 "型和 "安静 "型等等,这在全世界都很常见。 而我所负责的班级也是如此。
在两周的留学生活结束时,当学生们说今天是最后一天时,我建议:"好吧,让我们讨论一下我们的印象......" 班上最安静的女孩第一个举手,花了几分钟时间谈论这两个星期是多么有意义,并感谢我的帮助。
我有点惊讶和高兴的是,班上的 "安静型 "同学第一个举手,毫不犹豫地发表自己的意见。
这不是和日本有点不同吗? 在这样的情况下,似乎有这样一种模式:班上 "安静型 "的人总是第一个发言,然后 "优秀型 "的人第一个同意他或她的观点。
然而,在欧洲和美国,所有的学生,从最安静的到最直率的,都对每天发挥领导作用和积极参与的价值有共同的理解,因此,即使是班上最安静的学生,在时机成熟时也能和其他人一样活跃。 因此,即使是班上最安静的学生,在时机成熟时也和其他学生一样活跃,而他或她周围的人也能接受这一点。
当你和西方人打交道时,这种情况经常发生。 在与西方人接触时,你经常看到这样的情况:"哦,那个安静的人?" 在大家面前提出建议,表现出领导力,积极组织学校活动或提出反对意见,这样的人很常见。
过去,日本被称为 "棒球型 "国家,投手有一定的投球位置,捕手有一定的挥棒位置,而这两个对立的英雄是比赛的中心。 人们普遍认为,这两位英雄是游戏的中心,所有人都支持他们。 在这个意义上,棒球符合日本人的传统价值观。
相比之下,在西方的 "足球型
"和 "篮球型 "游戏中,兴奋点来自于一个大球场上的许多不同地方,而且在一些情况下,每个人都同样积极地参与进球和合作,每个人的攻击性和决策能力都受到同样的考验。 每个人都会让比赛更加精彩。 它与棒球完全不同。
我认为这意味着,与日本不同的是,球在追求目标的过程中从一个地方移动到另一个地方,西方风格的足球和篮球要求人们能够灵活地做出决定并负责流动的情况。
日本人习惯于棒球风格,所以他们对加拿大的足球风格感到困惑。 他们习惯了 "棒球风格",所以对加拿大的 "足球风格 "感到困惑:"我原本是一名外野手,当球靠近我的时候,我打算尽力而为,但我能掌控这种局面吗?" 是这样的吗?
但是,女士们、先生们,我认为在加拿大需要你们的是领导力,是主动性,而不是服从,只是跟随上面的人决定。 如果传统的做事方式不再能满足大家的需要,或者你觉得它缺乏多样性,西方的方式似乎是每个人都分享他们的意见,包括学校的老师,做事的方式每次都会得到改进。
有时,加拿大人可能会觉得奇怪,我们坚持用以前的方式做事,因为 "这是一直以来的方式"。
我认为在加拿大高中学习的一个最好的部分是,你可以每天亲身体验这些事情。
いろいろランキングに参加してます。⇓ クリックしていただけると励みになります。
我参加了各种排名。 ⇓ 如果你点击链接,我们将受到鼓励。
にほんブログ村
カナダランキング
0 件のコメント:
コメントを投稿