前回、留学女子のお母さんの大変さをお話させていただきました。
①はこちらです。
https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/04/blog-post_62.html
女子であっても男子であっても、留学をサポートする母親って大変だな、と思います。(お父さん方。父親も大変でしょうけど、母親にしか分からない大変さってあるんですよ~。何かあったらまず対応を求められるのは母親ですから。)
カナダの高校留学生だけでなく、私は純ジャパ・海外の大学生(日本育ちでいきなり海外留学する猛者たち)の話を聞く場面があり、そんなときに思うのですが、納得できる進路に進んでいる留学生には大きな共通点があります。
たいてい彼らは親子関係が良好です。
ごく稀に、家族の十分な理解が得られないまま、苦しそうに勉強している留学生もいますが、多くの「上手にいってる」ケースは、留学生が母親(もしくは、父親、もしくは両親ともども)を尊敬、信頼し、試練に遭ったときに親に相談ができているように思います。
昨年、偶然にも、純ジャパで、日本の高校からブラウン大学(アメリカのアイビーリーグの一つ)に進学という、アメリカ人さえもうらやむような日本人留学生の体験談を伺うチャンスがありました。その中で、彼が「自分がブラウン大学に合格できたのも、両親がいつも温かく見守ってくれていたからだと思います。」と言ったことが、とても印象的でした。
老若男女、誰にとっても「家」というものは、疲れて帰ってきて最後に休める場所だと思います。遠い海外にいる留学生にとって私たち親が「家」なのだと思います。
私たち親が、遠い海外にいる子供にしてあげることは限られています。そんな中、子供たちが孤軍奮闘な留学生活で疲弊していても、「家(親)は100%安全で休めるところ。」という安心感というものは、親の気持ちの在り方や努力で与えてあげられることなのではないかと考えさせられました。
私自身、まだまだ親として未熟で、「黒帯の親」「免許皆伝の親」「親業の達人」を目指して修行中の身でして、「ご立派なお母さんの爪のアカ、どなたかくれないかしらっ!」と常に思っているわけですが、このブラウン大学の学生さんの話を聞いて、改めて親としての在り方を考えさせられました。
今回は、留学情報というよりも、私の個人的な、留学生の親としての気持ちを語らせていただきました。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
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