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2023年7月18日火曜日

カナダのスクール・カウンセラーという存在④(息子の強運)

ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

③の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/07/blog-post_16.html

 息子は本当に幸運としかいいようがありません。通常であれば、ちょっとした勘違いでホストファミリーとトラブルが起こればひたすら我慢を強いられても良いところなのですが、息子のホストマザーは女神のような温かい人だったので助かりました。そして、通常、学校のELLの基準と学校のシステムの間を行ったり来たりして解決しないまま結局留学終了!となる寸前のところをリッチモンドの神対応でピンチを逃れました。このように、たまたま息子はリッチモンドにいるから助かっているわけですが、カナダ留学生やカナダ留学生保護者からはうまくいかず大変な目に遭ったという話もよく聞きます。

 

このように、本来できるわけがない大量な仕事量を4名のカウンセラーの先生でこなすという無理な設定がありながら、息子の学校では、去年からベテランのカウンセラーの先生が二人も日本でいう定年退職のような形でお辞めになり、てんやわんやでした。結局どうなったかというと、「T先生!ありがとうございました!長年お疲れ様でした!」と保護者達から花束まで渡されてお別れしたT先生が、息子の学校の現状を見かねてパート・タイムで復帰するという事態になってしまいました(笑)。先生自身の学校に対する義理堅さを感じます。T先生ありがとうございます!

 

ではT先生の想定外の復帰ですべて解決したかというと、そういう簡単な話でもありませんでした。息子はT先生が担当してくださったわけですが、その先生がそのままずっといてくださるのか、それとも新しいカウンセラーの先生が決まったら本当に引退されるのかもわからず、どこまで長期的な相談をしていいものかわかりませんでした。

 

しかしここでも息子は強運でした!

これも息子の学校だけなのかどうかはわかりませんが、息子の学校では副校長先生が留学生担当でもいらっしゃいます。これも留学をスタートしてずいぶん時間が経ってからわかったことでした。いろんなトラブルが起こる中、どこかのタイミングでリッチモンドが私とのメールのやりとりにCCとして副校長先生を入れてくださるようになり、そこから少しずつ副校長先生も息子の諸問題に関与してくださるようになりました。それまで私たちは副校長先生が留学生担当でいらっしゃることを知らなかったことと、先生が留学生ご担当だとわかった後もどこまで副校長先生にご相談して良いのかわからず、250名もの学生を担当するスクール・カウンセワーの先生と教育委員会に相談するしかないと思っていたわけですが、学校内のことを副校長先生に直接ご相談できるようになってからは一挙に問題の核の部分が整理され、問題解決までの時間が短くなりました。リッチモンド教育委員会は学校の中にあるわけではなく、学校で起きた問題に関しては教育委員会が一度受付け、それを学校に相談し、その回答をもってアドバイスをしてくださるので最短距離での解決ではないのです。それに対して、副校長先生はいつも学校の教務室にいらっしゃるので、息子が問題が発生したら、その足で直接会ってご相談でき、先生も親身になって相談にのって下さり、ありとあらゆる方法で迅速に対応してくださいます。学校内の問題に関しては、副校長先生にご相談できるようになってからは、びっくりするほどすぐになんでも解決するようになりました。ありがたいっ!

そのときのお話がこちらです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2022/09/blog-post_16.html

 

少しカウンセリングのシステムについて説明させていただきます。息子の学校のカウンセリングは自分で相談する先生を決められるわけではなく、学校から生徒の名前をアルファベット順に区切り、どこからどこがどのカウンセラーの先生がご担当という割り振りを決めるようです。その取り決めで、息子はT先生がご担当ということでした。

 

さて、T先生とは別にもう一人定年退職をされた先生がいらっしゃったわけですが、この先生の後任の先生が担当となった生徒たちに関しては何かと保護者達を不安にさせたようでした。というのが、その引退された先生の代わりとして新しいカウンセラーの先生がいらっしゃったのですが、途中でなぜかいなくなってしまい(!)、また新しい先生がいらしたかと思うと、非常勤で週に2回のみお仕事、さらにそのうち1回は自宅でメールのみで対応ということでうまく機能していなかったようで、多くの保護者から不安の声が上がっていました。もしも息子がこの先生のご担当枠であったら、いろいろ上手くいってなかった可能性もあり、たまたまT先生のご担当枠であったがゆえに、このごたごたに巻き込まれず、不幸中の幸いでした。

 

カナダはとにかく教育、医療まわりが国全体で人材不足で、この二つの業界に携わる人材は就労ビザもゆるゆるで、カナダからの「とにかく人がいないから来て~!」というせっぱつまった状況を現わしています。ものすごく余談になってしまいますが、日本のブラックな労働環境に耐え忍んでいる先生方も、残業なし!モンスターペアレンツなし!部活で体力消耗することもなし!で上品で素敵なチャイニーズに囲まれたリッチモンドに移住しちゃえばいいのに、なんて思います。笑。余談でした。

⑤に続きます。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/07/blog-post_19.html

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