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2024年4月20日土曜日

IELTS ⑭鞄の中も机の中も探したけれど見つからない!

ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

⑬の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2024/04/ielts_16.html

息子は丁寧なテスト会場と非常に不親切なテスト会場の両方に受験の申し込みをしました。リアルな体験として不親切なテスト会場を選んで無駄なやりとりに時間とエネルギーを吸い取られるのは非効率極まりないと感じました。

また多くの大学がそのスコアが有効となるIELTSの受験期間というのを設けています。つまり数年も前、もしくは大学受験の出願締め切り寸前の受験で発行されたスコアは受け付けてもらえないこともありますので、受験者はIELTSの受験日程にも気を付けなくてはいけません。

そしてIELTSは毎日受験ができるわけではなく、また、ごくまれに、いきなりシステム・エラーによりスコアの発行が遅延するという大珍事件も起こります。

 

そんなびっくりすることがありえるIELTSですが、それとはまったく別の次元でカナダの高校留学終了組には帰国後に大学受験そのものが待っています。カナダの高校での成績が出て、バタバタと帰国し、大学受験までの限られた日程の中、塾と大学受験の書類提出に追われながら、IELTS対策をしつつ、自分が希望する試験会場で、大学が有効とする受験日に受験する、という様々なタスクを効率良くこなさなければならないのです。

 

息子の場合がそうでしたが、留学生はカナダから帰国してどっと疲れが出て寝込んだりして、すぐにサクサクと行動できるとは限りません。そういったことも見越して、留学生の皆さんには、帰国する数か月前からはバッファーを持った計画を立てることをお勧めします。

 

息子に関して言うと、とにかく受験が終わるまではありとあらゆる段階で時間に追われ、あまりIELTSの勉強に時間を割くことはできませんでした。以前述べたように、息子がお世話になったIELTSの講師の方の受業は本当にすばらしいとしか言いようがなく、「もうちょっと受験勉強をする時間があれば、プラス0.5のスコアが出せたのに!」とじれったく思いましたが、こればかりは致し方ないです。

 

そうは言いながらも、むしろ、時間とエネルギーが限られた中、合格をいただけるまでよく完走した!と息子のがんばりを誇らしくも思っています。(親ばかですねぇ。笑。)なんといっても、途中で紆余曲折あっても、最終的には息子自身が行きたいと思っていた大学で学びたいことを学べるということになったのだから、それが一番良い事だと思います。かのシェークスピアも言っているように「終わりよければすべて良し」なのです。笑。

 

留学生から「じゃあ、どうやってゆとりを持ったスケジュールを作れるの??」という声(ブーイング?)が聞こえてそうですね。そうです!ないですよ!基本、どこにも「ゆとり」も「余裕」も鞄の中も机の中を探しても見つからず、井上陽水と斉藤由貴と一緒に夢の中で踊りだしたくなっちゃいます。笑。でも、そんなすべてにおいてぎりぎりなスケジュールゆえに他の帰国生と差がつくし、そんなタイトなスケジュールをなんとかかんとかこなすことができた帰国生だからこそ、日本の大学から「よくがんばったね!うん、合格!」となるのだと思います。

 

その効率重視!の帰国からの大学受験までの過程の中でIELTSのスコアをいかに効率良く上げるか、というのは非常に大切なことだと思います。

 

留学生、帰国生の皆さん、健闘を祈ります!

 

余談ですが、6月末にカナダの高校留学を終了して、今年の夏から日本で大学受験をする予定の皆さん、そろそろ推薦状のめどがたっていないといけないタイミングですね。帰国までにすべての書類がそろうよう、計画的に準備を進めることを強くお勧めします!

これでIELTSの話はいったん終了です。


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