以前もブログで触れましたが、日本では現在24万人以上の不登校生がいて、計算すると20人に一人は不登校生ということになります。これは緊急事態だと思います。
息子がカナダの高校に留学し始め、日本の学校運営にいろいろ問題があると感じるようになりました。今日は、そんな話をさせていただきたいと思います。
まずは日本の先生の大変さは尋常ではありません。
日本の事情をそれなりに知っている欧米人がよく話題にするのは日本の学校のいろいろ謎なところです。先生が授業をして、部活を担当して、生徒の生活指導をして、、、、ってどれだけ大変なの?って話なのです。
それに比べてカナダは、まず息子が受けている授業のクラスの人数は多くて20人くらいで、日本の30~40人のクラスよりもずっとコンパクトで、授業をやりやすいと思います。
英語講師である私から言わせると、日本みたいに1クラス40人もいると、誰が誰だか把握するだけで大変で、それをまとめて授業していくなんて、ペア・ワークの割り振りだけでも時間がとられるし、講師自身に確固たるポリシーとスキルがないと難しいです。そして、一人でも授業を乱す生徒がいると、その対応に追われて、もうぐだぐだです。
息子の学校では、どの授業の先生も息子の状態を把握してくださっていて、息子も常に先生とコミュニケーションが取れている様子です。
それはもちろん、遥か遠い日本から一人で来た日本人留学生だから気にかけてあげないと、ということもあるけれども、クラスの人数も20名程度と日本に比べて少なく、生徒一人、一人を気にかけることができる人数だから、というのもあると思います。そして、息子の学校はまじめなで優秀な生徒が多いので、本来の授業のコンテンツ以外に先生方が疲弊する要素がない、というのも大きいと思います。
②へ続きます。
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