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2024年2月22日木曜日

留学後の大学受験 ㉚塾に通ってよかったこと

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㉙の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2024/02/blog-post_21.html


受験が終わった後、改めて息子に「留学エージェント選びは大失敗だったけど、塾はどうだった?通った塾は正解だったと思う?」と聞くと「すごくよかった!」とのことでした。

 

何がそんなに良かったのかというと「今から自分が大学でどんなことを学んでどんな人生設計をしたいのかということをじっくり考えて整理できた。」ということでした。なるほど。

 

今までぼんやりと「(大学の)法学部に行きたい」と言っていた息子でしたが、じゃあ法学部で具体的に何を学んで卒業後どうしたいのかまでイメージができていなかったようでした。

しかし、その塾で複数の方に出願書類を見ていただき、様々な角度からするどい突っ込みをされる中で自分の将来をじっくり考えることができたようでした。

 

私は息子の高校留学中に何人かのカナダの高校生や大学生と(オンラインで)接することがありました。その中で思ったのが、日本の若者が「(どの学部かよりも)いかに有名で、より偏差値の高い大学に行くか」という近眼で将来を捉える傾向があるのに対して、カナダの若者は高校生の段階で「大学で何を学びたいか」「将来何を職業にしたいか」ということを考え、リアルに自分の将来をイメージできている、人として成熟した若者が多いように感じました。

 

これも私の想像ですが、今、日本の大学は、この激動する時代を生き抜いていける、優秀でありながら人間として成熟した学生が欲しいのではないかと思います。そのためには今までの偏差値至上主義からは脱して、学力テストで測る優秀さだけではなく、自分の現在、将来を俯瞰でき、それをきちんと言語化できる成熟さも持った学生をもっと集めたい、ということなのではないかと思います。

 

息子に関しては、正しく塾を選ぶことで自分の人生を見つめなおし、それ自体が大学が欲しい学生に成長することとなり、今回の塾選びは大正解でした。なんといっても息子自身が、担当してくださった方や塾の代表の方に対しても尊敬の念を抱いていることも保護者として頼もしく思いました。

 

留学エージェントW(WS●)に対しては、我が家は家族全員が全身が怒りで燃え尽きそうなほど怒り、その後は第三者(エージェントなど)に何かをお願いすることを徹底して避けた生活を送ってきました。しかし、これから我が家が一生すべて自力ですべてをこなせるわけはなく、今から何らかの形でその道のプロである第三者にお願いする場面があると思うのです。今回この塾で息子が無事合格までたどり着けたことで、誰か第三者の技術(ノウハウ)に頼り、良い結果を得られたという事実が我が家にとっても大きな成功体験となり、私たちの気持ちに少しゆとりができました。その塾とご縁があって本当によかったです。

 

我が家にとっては、第三者の中には対価に見合ったサービスの提供を目指す意識の高いプロフェッショナルもいるし、場面によってはそういったサービスに頼るのが近道だ、ということの証明になりました。

 

 

 

 

、、、しかし塾代は高かったです、、、。


㉛に続きます。

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