先日「左に曲がるな!」問題に急展開がありました。
①はこちらです。
https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2022/11/pac-meeting-202211.html
ひょんなことをきっかけに、息子の学校の保護者たちのWeChatの中で保護者のいろんな事情や、なぜ左に曲がる事情があったのか、具体的に何が問題を起こしていたのか、かなり活発な意見が出てきました。
私は、日本で、息子が乳幼児の頃からうちの近所の保育園の園長先生、民生委員さん、すでに幼稚園、小学校に通っているお子さんの親御さんたちとの区民活動、親交があり、いろんな話を聞いていました。
その中には、「幼稚園、小学校の保護者達は、親同士が意見が対立することが、子供同士の仲間はずれやいじめに発展することをものすごく恐れて、ものすご~く、ストレスを抱えながらなんとか穏やかな人間関係を死守し、卒業式に「やっとこれでややこしい人間関係から解放される。」と卒業式でうれし涙を流す。」という話がありました。
そのときは「うっそだぁ~。おおげさだな~!」と思っていた私ですが、実際に息子が小学校に入ってから、珍事件に遭遇し、「なるほど、こういうことか!」と納得する場面がありました。
特に女子のママたちの体験談はホラー並みの恐ろしさでした。女子ママたちの話は、ね~っとり、べた~っとしていて、牽制球の投げ合い、いじめ回避作戦は壮絶で、我が家は息子が男子に生まれてくれたことを心の底から感謝しました。息子、女子に生まれないでくれて、ありがとう!
言いたい言葉を口に出さず、毎日毒のようなどろっとした気持ちをぐっと飲み込み続け、しかし、子供を守るために、自分のママ友グループから逃げられず、むしろそんなママ友たちと徒党を組まないといけないなんて、心にも体に悪いことった極まりない!と思っていました。
これは決して私の周りだけで起こったことではなく、日本全国つつうらうら起こっている、日本の「ママ友あるある」だと思います。
一方で、カナダでは状況は全然違いました。
私たちのWeChatのグループは、自分の名前だけでなく、子供の学年と名前が出ている状態で、誰が誰だかバレバレなのに、「え?そこまで本音を言っちゃって大丈夫?」という発言もあり、見ているこちらがハラハラしました。通常の中国語なら、翻訳アプリで事足りるのだけど、この込み入った状況では、翻訳アプリも役立ちませんでした。というのが、翻訳アプリで翻訳をすると、同じ文でも英語、日本語、中国語で全然意味合いが違うようなのです。そんな中、発言者の感情が見えず、怒っているのか、説明をしているのかも判断さえもつかない状態で、この「左に曲がるな!問題」はいったいどこに着地をするのか、ハラハラしました。
そんな中、会長Cと高学年の生徒のママたちは冷静で寛大でした。終始、自分だけの都合で語る発言に対しては、ばっさり正論をもって切り捨てながらも、相手の立場を思いやるような言葉を忘れないという、絶秒なコミュニケーション・スキルでした。
そしてただ、左折を責めるだけでなく、学校に隣接しているThompson community center(トンプソン・コミュニティー・センターという日本で言う児童館、区民センターと区民体育館を兼ねた総合施設)に駐車できないものだろうかとちゃんと駐車できなくて困っている保護者の気持ちを考えた解決策も模索していました。
24時間以上(皆、ちゃんと寝たの?)のものすごい数のメッセージのやり取りの中、多くの保護者が「やむを得ない事情があって、私は左に曲がれないと困る。」VS「左に曲がると皆が困る。」という、対立する本音を語りました。
WeChatでの対立の真っただ中、PACは校長先生にご相談しました。そして、校長先生は学校の方針として、全保護者に対して「左に曲がってはいけません!」という一斉メールを出してくださいました。
さらに保護者会長のC自らが「じゃあ、明日から保護者の私たちで左に曲がろうとする車の交通整理を始めよう。」と発案しました。
そして、それを支持する保護者も手を挙げ、あれよ、あれよと有志が黄色いジャケットを着て問題の箇所で交通整理をすることが決定しました。
そして、会長Cってば、校長先生までお誘いして、とうとう校長先生までもが黄色いジャケットを着て、交通整理をすることになりました!会長C、すごすぎる!
心が震える瞬間でした。
リアル「雨降って時固まる」です。日本にいながらカナダの友人たちの勇敢さ、冷静さ、強さ、そして行動力をつぶさに見ることができて、私は幸甚です。
対立する意見を出し合うことは、お互いにすごく消耗しあうけど、結果としてお互いの本音が聞け、有意義な議論になりました。
これがこの人たちの生きる「力」なのだと思います。主張する「力」。話し合う「力」。正しいこと思ったら、信念を曲げない「力」。そして自分が譲るべきだと思ったら柔軟に対応する「力」。自分の感情だけに流されない「力」。すごい人たちだと思います。これが私のカナダの友人たち。
私たち日本のママたちも彼女らから学ぶことがたくさんあると思います。自衛のために無難に立ち回ることだけが解決策ではないと思います。
これが我が学区、リッチモンド。
今更ですが、私は日本在住で、一度もカナダに行ったことはありません。笑。
③に続きます。
https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2022/11/blog-post_16.html
==以下は翻訳アプリによる中国語です。==
有一天,"不要左转!" 在这个问题上有一个突然的发展。
①
https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2022/11/pac-meeting-202211.html
一个偶然的机会,我儿子学校的家长们在微信群里讨论得相当热烈,家长们的各种情况,为什么有情况要左转,到底是什么原因造成的。
在日本,从我儿子还是个婴儿开始,我就参与了病房活动,并与我们附近的幼儿园园长、公务员专员以及已经上幼儿园和小学的孩子的家长建立了友谊,我听到了很多故事。
其中一些故事包括:"幼儿园和小学的家长极其害怕父母之间的分歧会导致孩子被排斥或被欺负,他们在巨大的压力下设法保持关系的平静和安宁,在毕业典礼上他们说:'我们终于摆脱了复杂的关系。 并在毕业典礼上流下了喜悦的泪水"。 有一个故事,她说。
当时,我想,"不可能!"。
那是一种夸张!" 但是,当我的儿子真正进入小学时,我遇到了一个罕见的事件,使我确信:"我明白了,原来是这样的!"。 我被说服了。
特别是,这些女孩的母亲的经历就像恐怖故事一样令人毛骨悚然。 女孩们的母亲的故事是如此的粘稠,她们避免欺凌的策略是如此的壮观,以至于我们从心底里感谢我们的儿子是个男孩。 感谢你,儿子,感谢你没有生为女孩!
我一直把想说的话咽下去,每天把有毒的感情咽下去,但我不能为了保护我的孩子而逃离自己的妈妈朋友群,我宁愿和他们一起加入一个小团体,这对我的精神和身体都极为不利! 我想。
这不是只发生在我身边的事情,但我认为这是发生在日本各地的普遍现象。
另一方面,加拿大的情况则完全不同。
在我们的微信群里,不仅显示我的名字,还显示我孩子的年级和名字,所以谁是谁很明显,我想,"什么? 这么诚实安全吗?" 我看得很紧张。 如果是正常的中文,一个翻译软件就足够了,但在这种复杂的情况下,翻译软件并没有帮助。 当我们使用翻译应用程序时,似乎同一个句子在英语、日语和汉语中的含义完全不同。 在这种情况下,由于无法看到说话人的情绪,甚至无法判断他是在生气还是在解释,这句 "不要左转!"就成了 "不要左转"。 问题 "是一个令人痛苦的经历,不知道它究竟会在哪里降落。
在这一切中,主席C和高年级学生的母亲们都很平静和慷慨。 他们的沟通技巧是首屈一指的,因为他们能够削减任何出于个人原因的评论,同时不忘考虑对方的观点。
在24小时内(每个人都睡了吗?),我们交换了大量的信息。 在来回的大量信息中,许多家长说:"由于不可避免的情况,我需要能够左转。" vs. "如果我向左转,每个人都会有麻烦"。 他们谈到了他们矛盾的真实感受。
在微信上的冲突中,PAC咨询了校长。 校长于是向所有家长发布了一项校规:"不要向左转!" 作为一项学校政策,向所有家长提供。
此外,家长会的负责人C自己提出:"好吧,明天我们这些家长将开始指挥试图左转的汽车交通"。 他提议:"那么明天我们这些家长将开始指挥那些试图左转的车辆的交通。
家长们也举手支持这个想法,于是,决定志愿者们将穿上黄夹克,在有关地点指挥交通。
然后C主席甚至邀请校长加入他们,最后连校长都决定穿上黄夹克,组织交通了!"。 C主席,这太过分了!
那是一个震撼人心的时刻。
这是一个真正的 "风雨无阻 "的时刻。 我很幸运,当我在日本时,能够目睹我的加拿大朋友的勇敢、冷静、力量和能量。
交流对立的意见对双方来说都很耗费精力,但结果是,我们能够听到对方的真实感受,这是一次有意义的讨论。
我想这是这些人的生活'权力'。 断言的'权力'。 讨论的 "权力"。 当他们认为某件事情是正确的时候,他们的'权力'不会屈服于他们的信念。 而当他们认为应该让步时,就会有灵活的'权力'。 不只被自己的感觉所左右的力量。 我认为他们是了不起的人。 这些是我的加拿大朋友。
我认为我们日本母亲可以从她们身上学到很多东西。 我不认为解决方案只是为了保护自己而装作安全。
这是我的学区,里士满。
既然你提到了这一点,我住在日本,我从来没有去过加拿大。 笑声。
③续
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