日本では現在小中学生の24万人が不登校となり、それが社会問題となり、そしてニュージーランドやカナダへの留学がそういった不登校生の進学における選択肢の一つとなっています。
不登校に関して私の個人的な考えを述べさせていただきます。(あくまでも私の個人的な意見です。)
私自身は日本の学校システムは、「国際化社会」という観念からすると、ずいぶん古いと思っています。
この日本の古いシステムに沿った日本の学校に対して、本当の意味で優秀な日本の学生が、「何かおかしい。」「このシステムに大事な自分の時間を捧げていいのだろうか?」と疑問に思い、学校に行かない、もしくは行けなくなる、というのは至極まっとうな感性だとも思っています。また、学校に行かない、行けないということは、「学校に行くのが普通」という大きな流れの中で、まだ未熟な未成年が、(意識、無意識問わず)果敢にも自分の意志を貫くことであり、むしろ潔い!と思います。
私は、心の底から、そんな不登校生を応援しています。
学校に行く、行かないという選択は、尊い個人の権利だと信じています。一度きりの人生なのです。昭和生まれの大人たちが作った古い価値観に振り回されず、自分が信じたことを貫けばいいのではないかと思います。だいたい、いつの時代も新たな歴史を作るのは、大きな流れに同調せず、「あの人だいぶ変わってるね~。」と言われる、異端児ですしね。
さて、日本には不登校生を対象とした留学エージェントが複数存在しますが、その中には、「リッチモンドなら、不登校で、ほとんど学校の出席日数がなくても留学できます。」と、あたかもリッチモンドだけが不登校生の新たな道、リスタートの進学先として適していて、そのエージェントだけがリッチモンドやバンクーバーの学区に強いコネがあるかのような言い方をしてリッチモンドやバンクーバーを勧める留学エージェントがあるようです。注意してください!
カナダには、リッチモンド以外にも以前の日本での出席日数を入学の条件にしない学区はいくつもあり、特定の教育委員会が特定のエージェントと特別に契約をするなんてことはありません。
そんな「不登校生大応援姿勢!」であり、「I ❤リッチモンド!」で、かつ英語講師を生業(なりわい)とする私としては、リッチモンドの高校で卒業を目指すならば、最低でも(最低でも、ですからね!)英検準2級がない状態で留学するのは大変リスクがあると感じています。英検準2級くらいの基礎力がなければ、学校の座学(日本でいう、国語、算数、理科、社会的なやつです。)の授業を理解するのは大変で、かつ逆算しての時間を考えると、留学中にラスボスであるEnglish 12(卒業に必要な、カナダ人学生も苦戦する高校三年生用の英語の授業)に対応できる実力をつけようと思っても、時間が足りないと思います。例えば、英検準2級に満たない実力で留学を始めて、留学3年目にEnglish12の授業についていけるようになる、というのはちょっと非現実的なようです。
リッチモンドは治安も良く、人も温かく、学校も責任をもって留学生の面倒を見てくれる、すばらしい学区だと思います。しかし、短期留学でなく、卒業を目指して留学するならば、学校に行っていても、いなくても、留学する前に最低でも英検準2級(できることなら英検2級)の力をつけることを強くお勧めします。
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