トーストマスターズ・クラブとは？②

①の続きです。

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私自身、10年近くクラブのメンバーでありながら「トーストマスターは人生を変える。」と先輩方に言われながらも、どうもピンときていませんでした。

しかし、今振り返ってみると、クラブに入る前に自分がいた世界と、クラブ歴10年となった今の友人、知人、居心地が良いと思うコミュニティーの種類はずいぶん違うように思います。クラブ前には知り合うこともなかったであろう、高学歴、専門性の高い仕事についている人が周りにたくさんいるのです。

 

ちなみに18歳未満は正式な会員になれないので、それまでは仮会員、ゲスト扱いとなり、本格的なスピーチをさせてはもらえないのですが、それでも短いスピーチをする場面もあり、考えをまとめて、順序だてて話す力を磨く場となります。この力がまさにIELTSのスピーキングでも試される力であり、スコアに直結する英語を使った思考力なのです。IELTSでは、英語をきれいに話せるかだけでなく、むしろどれだけ熟した思考力を持ち、それを英語で順序だてて話せるか、ということを基準に採点されます。そういった意味で、トーストマスターズの即興スピーチのセッションは、毎回がIELTSの練習みたいなものなのです。

 

息子は、幼い頃から私を通してトーストマスターズの存在を知っていたこともあり、去年、リッチモンドでクラブ・デビュー（？）をしました。17歳の日本人がクラブに来るなんてことはまずないので、皆珍しがってくれ、大歓迎してくれました。この「誰でも歓迎！」という温かさというのも、リッチモンドらしさであり、トーストマスターズらしさでもあります。

③に続きます。

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