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2023年4月15日土曜日

我が家の転校狂騒曲⑪(結局リッチモンド)

⑩の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/04/blog-post_15.html


今となって思うのですが、結局転校せず、我が家は本当に幸運だったと思います!

時間が経つにつれ、リッチモンドと信頼関係ができ、リッチモンドにも留学エージェントWからのミス、誤報により、我が家が困っている、という事情もご理解いただきました。学生ビザに関してもずいぶん相談にのっていただきました。Wのミスはエージェント契約解消をした後もずっと悪影響を残し、後からどうしようもできないものもあり、常に悩まされました。そんな中、幾度となく、「今度こそは息子の留学は継続不可能?」という場面で「教育委員会として、こういう提案ならできますよ。」という、全体を俯瞰したご提案をいただき、息子の留学はなんとか継続できているのです。リッチモンドのすごいところは、文化、国境関係なく、教育を司る機関とてして至極真っ当な感性を持っていて、「話せばわかってくれる」「留学生を見捨てない」学区なのです。

 

また、リッチモンドは巨大チャイナ・タウンなわけですが、ここにいる多くのチャイニーズは、中国本土での生活や政治的な在り方に納得せず、それゆえに遥か彼方カナダで新しい生き方を選んだ、かなりリベラルな富裕層なのです。世界中にチャイニーズは合計20億人前後もいるわけですから色々なチャイニーズがいるわけです。彼らは、私たちが日本でときどき出会う、素行やマナーの悪い近所迷惑な中国人とは全く違う種類の優秀な人たちなのです。

特にPAC(保護者会)の会長Cが保護者会全体を仕切り、皆で協力してものごとを進める様子は、見ていて「お見事!」としか言いようがなく、問題があれば、何が問題なのかに焦点をあて、皆で上手に解決をしていきます。すごい人たちなのです。

 

しかし、私はリッチモンドが卒業を目指す留学に適しているかと問われると、実は、わかりません。

 

なぜかというと、英語の学習レベルが異様に高く、それゆえにリッチモンドの高校を卒業するのはとても難しいようなのです。私は2年近くかけて、リッチモンドで濃い人間関係を作ってきたつもりです。その中で、リッチモンドには常に卒業を目指す日本人留学生が存在する、という情報まではたどり着いたものの、実際に卒業した、という日本人留学生の情報が全くもって、一切ないのです。このブログでは、リッチモンドに長年いらっしゃる息子の学校の日本人のK先生にインタビューをさせていただきましたが、K先生でさえ、無事卒業できた日本人留学生を知らないとおっしゃるのです。

そのときのお話です。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2022/12/blog-post_18.html

 

つまり、リッチモンドでは、卒業を目指す日本人留学生たちは、結局は卒業できず、学校を去っているのではないかと思います。

 

しかしながら、繰り返しになりますが、やっぱりリッチモンドは素晴らしい学区です。卒業を目指さず、期間を決めた留学であっても、様々な貴重な留学体験ができる良い学区だと思います。


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我が家の転校狂騒曲⑩(難航した転校作戦)

⑨の続きです。

⑨はこちらです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2022/09/blog-post_18.html


こんな風に我が家の転校先調査は難航しました。そんなとき、カナダ在住の知人から「カナダ高校留学業界にすごく詳しい知人がいるので、その方に相談してみたらいかがですか?」と言っていただき、その方につないでいただきました。

今となっては、ものすごく納得なのですが、その方は「カナダ高校留学のドン」と言われているにも関らず、どの学区に対しても批判的で、「どこにも日本人にとって良い学区はないのだから、カナダ高校留学はやめたほうがいい。」と言わんばかりのトーンでいらっしゃいました。私としては困惑しました。

 

2021年は世界的にコロナ過で、そんな中、かろうじてカナダは留学生の受け入れていました。ニュージーランド、オーストラリア、アジア諸国といった留学先がコロナゆえに国境を閉鎖していたり、コロナゆえに留学先として健全に機能しておらず、世界中からカナダに留学生が殺到していました。また、コロナゆえにホームステイを引き受けてくれるカナダ人のご家庭も激減したことで全体的にホームステイの質が下がり、さらにカナダに詳しくない留学エージェントが情報がないままにカナダ留学を斡旋し、トラブルになる(我が家がトラブルに見舞われた留学エージェントWがまさにそのパターンだと思います。)というケースもあり、長年カナダ高校留学業界に真摯な気持ちで関わってきたその方からすると、需要と供給のバランスが狂っているカオス状態なので、今はカナダ留学はやめたほうがいいよ、ということだったのだと思います。今となってはものすごく親切な助言であり、納得できるのですが、その当時は、私自身、いろいろよくわかっておらず、もやっとしたままご相談は終わりました。(ご相談にのってくださった某さん、その節は本当にありがとうございました。)

⑪に続きます。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023_04_15_archive.html


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