留学後の大学受験 ⑧カナダの高校を卒業して帰国する場合（２）

　　　　　　　　　　息子が通っていたカナダの高校の中庭シリーズです。

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⑦の続きです。

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そして、同じように大事なのが、大学入試担当者を惹きつける力強い出願書類です。「力強い出願書類」とは、いかに自分がカナダでがんばったか、若いながらも自分が今までどんな生き方をしてきたか、出願する大学で具体的に何を学びたいのか、など大学に「この学生に会ってみたい。」と思ってもらえるような志望理由書や課外活動報告書などの出願書類です。この書類作成部分がものすごく大変で、そのためには志望する大学についても綿密な事前調査が必要で、決してぺらっと書けるものではありません。多くの留学生がその準備の大変さを知り、途中でへたりそうになるようです。（実際にへたってしまって、思うような結果が出せなかった留学生も結構いると思います。）

 

そして、もちろん、カナダの高校を卒業したがゆえに受けられる試験に併せて、いわゆるAO、総合選抜、自己推薦、公募、学校推薦（指定学校推薦ではなく）といった国語（小論文ではなく国語）、英語、数学、社会などといった一般教科の試験のない形の試験がだいたいなんでも受けられます。もちろん一般教科の試験だって受けられます（当たり前と言えば当たり前ですが）。

 

カナダの高校卒業留学というのは、トランプで言えばジョーカーみたいななんでもできる最強のカードを１枚持ってる状態、ということだと思います。しかし、ジョーカーを持っていれば必ず思うような上がり方ができるということでは決してなく（決してなく！ここ重要！）、ジョーカー以外に手元にどんなカードがあるのか、その手持ちのカードとジョーカーをどう上手に使ってどう上がっていくのかというのは受験生次第だと思います。その手持ちのカードの１枚が志望理由書などの出願書類なのです。

⑨に続きます。

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