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2023年12月26日火曜日

留学後の大学受験 ③ 中学受験のノウハウが活きる

            ⇑ 息子が通っていたカナダの学校の中庭と校舎です。
  


ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。


②の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/12/blog-post_24.html

では、カナダの高校に長期留学していると、どんな大学でもぺろっと合格できるかというと決して、決してそういう話ではなく、あくまでもトランプで言えば「手札として強いカードを持っている」状態ということで、そのカードを使って、どう上がるか(合格するか)というのは受験生の努力次第なわけです。

ここを勘違いしている人が多いと思います!

 

ところで我が家は息子が中学受験を経験しています。あれはあれでものすごく大変なものでしたが、大学受験においては中学受験の一通りの体験が役に立ちました。2度目の受験となると、目先のことに追われず、全体像がなんとなく見えていたことが良かったです。

 

具体的に私たちが何をしたかというと、まず私が息子が興味がある分野に強い大学をリストアップし、息子がその中から興味のある大学をいくつも選び、一般受験での偏差値、一般的に思われている難易度を参考に「チャレンジ校」「本気で狙いに行く校」「多分合格がいただけるであろう校」という3種類に分類し、受験のタイミングがバッティングしないように注意をしながら受験の計画を立てました。

 

この一連の体験から思うのですが、日本人留学生は、留学する前から、帰国してからどんな選択肢があるのか、自分が行きたい大学がどういった種類の受験要綱を設けているのか、ある程度調べてから留学に挑むことをお勧めします。毎年入試要項は変わるものの、そんなに大きく変わることは少ないです。また、次年度の帰国生受験などに大きな変更がある場合は、前の年から大学の入試に関するサイトに大きく注意書きがあることもあり、大学側も大学受験が受験生の人生を大きく変えるという責任の重さをしっかり理解してくださっているようです。

 

特に留学を条件にした入試要項の変更は慎重に行われている印象でした。留学生は日本の高校生よりも大学受験の変化に即座に対応しにくいだろうという配慮がされている、ということでもあると思います。

 

大学受験に関しては、息子と私は留学前から受験寸前まで時間をかけて話し合いました。また息子は、リッチモンドの高校でCLE(キャリア・ライフ・エデュケーション)という授業を受けたわけですが、そこでの課題に「今からどういった進路に進むか、そのためにはどういったことが必要か」というレポートの課題があり、自分の将来をじっくり考える場面がありました。こうやって改めて考えると、息子が受けたCLEの受業は、日本の高校にはないリアルな将来設計に役立つ実践的で良い授業でした。

 

CLEの話はこちらです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/01/career-life-education.html


④に続きます。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/12/blog-post_30.html


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