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2023年6月12日月曜日

カナダの学校と日本の24万人の不登校生④(BC州としての不登校生支援)

ブログをご覧の皆さん、いつもブログをみてくださってありがとうございます。

③の続きです。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/06/24_7.html


 毎日学校に行くことが難しい諸事情がある生徒への対応にしても、カナダと日本では違います。BC州ではシステムとして、オンラインで授業が受けられるようになっていて、そういった生徒は週に1度だけ通学し、あとはオンラインで授業が受けられます。

学校が合わない理由というのは様々だと思います。いじめや健康問題もありますが、個性的な才能があったり、頭が良すぎて授業のレベルが合わなくて苦痛に感じ、自分自身もその頭の良さに気づかず、自分が勉強が苦手だと思い込んで学校にいけない生徒もいます(いるんです!)。その保護者さえも子供の才能に気づいていないこともあります(あるんです!)。私は、そういった生徒がまるで怠け者かのように「不登校生」として問題児扱いされること自体がナンセンスで時代遅れなような気がします。だってそんな逸材は学校に行ってる場合じゃなくて、自分の才能を活かす道を探すことがよっぽど大事だと思います。むしろ、そんな若者の才能を伸ばせず、毎日通学することを義務化して、それができない学生を「問題児」扱いする教育機関って何のため?と思います。

実際にイギリス人の友人の家族の方にそういう優れすぎて学校が合わないお子さんがいました。では、そのお母さんはどうしたかというと、お母さん自身が専門性のあるお仕事をしていながらも、そんなすごいキャリアを一時中断し、毎日二人の子供を図書館に連れて行っていたそうです。「私の会社での仕事は代わりの人ができるけれども子供たちを正しく育てることは私にしかできないこと。学校の教育では、この子たちの才能を十分に育てることは不可能だから。」ということでした。

 

日本では、なかなか学校にいけない不登校生としては、がんばってみて「やっと学校に行けた!」という日があっても、次の日も、その次の日も学校に行かないといけないわけで、大変だと思います。対照的に、BC州では、もともとが「週に1度通学すればいいから。」となるとかなりハードル低めの設定で、通学しやすさが違うと思います。

 

日本は、文化として教育はとても大事なものという認識があるのはとても良いことなのですが、その発想のゆがんだ延長線上に「教育を行う先生=学校のためになんでもかんでも引き受ける、命をささげる人」とでも言わんかのように先生方の個人の貢献を強いられていませんか?そして、先生方はその謎の貢献の果てにくたくたに疲弊し、今や先生という職業はブラック職業の一つとしての不名誉な地位を得てしまっています。

 

日本でも諸事情のある生徒に対しても、そういった生徒への日々の対応を学校や担任の先生に丸投げするのではなく、カナダのように公的なシステムとして対策が取られていれば、生徒やそのご家庭だけでなく、学校、先生の負担も減るし、何よりも本来伸ばせる若者の才能をもっと伸ばすことができると思います。

皆さん、どう思います?

⑤に続きます。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/06/24_13.html


こちらも参考にどうぞ。

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/02/w.html

https://kfromtokyojapan.blogspot.com/2023/01/blog-post_17.html

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